第7話【邪神召喚】
「ふむふむ・・・後は生き胆を添えれば良いのか・・・」
今回のピーマンが戻されたのは王立学院在学中である。
体を鍛えるのは間に合わないし、 間に合ったとしても
カラシナに拒絶されるのならば鍛える意味が無い、 ならば強い存在に自分を守って貰おうと
太古の秘術を紐解き、 邪神を召喚して自分を守って貰おうと考えたのだった。
太古の秘術を学ぶのは難しかったがそれでもカラシナの為に必死に頑張った結果
いよいよ邪神召喚にまで漕ぎつけたのだった。
ピーマンは学院の寮の自室で邪神召喚の準備をしていたのだった。
「それじゃあ語句を唱えるのだな・・・えーっと・・・
itumogoaidokuitadakiarigatougozaimasu
konkaihasyoukannnogokutoiuteidewatasinokansyanokimotiwo
kokonisirusaseteitadakimasu
hontouniarigatougozaimasukorekaramoyorosikuonegaisimasu!!」
太古の呪文を唱えると寮の自室に描かれた魔方陣が光り輝いた。
「おぉ・・・おぉ!! これが太古の邪神か!!」
邪神の顔が魔方陣から現れる、 まず現れたのはアニメ顔の巨顔
だが歯がナメクジと化しており舌が多くの蛇である。
口から腐った肉に匂いを充満させており
首から下には海産物特有の悪臭を漂わせた
ぬめぬめとした粘液を分泌させている様々な獣の尻尾を生やしていた
その姿は見るからに醜悪で悍ましかった。
『WAREWOSYUOKANSITANOHAKISAMAKA』
邪神が古の言葉でピーマンに語り掛ける。
ピーマンの脳髄でその言葉が反響する。
「う」
『U?』
「うわああああああああああああああああああ!!!!
化け物大オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
ピーマンは寮の自室から飛び出し走り出した結果
窓を突き破って転落死した。
一人残された邪神はピーマンの様子を見て『何やってんだコイツ?』と思った。
邪神の姿を見た数人の男子生徒がついでに発狂すると言う惨事も起きてしまった。
【死因:発狂、 後に転落死のコンボ技】
太古の魔術書を燃やすピーマン。
「邪神に頼るのは良くない」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます