【レイクブルー】
全部放り出して旅に出る
一番最初に見えてきたのは
少しずつ縦から横に変化する景色
どこに行っても居場所がない
そう感じていたのに
誰も知らない町で道行く人々が帰る家が
その地にはある
そんなことになぜか心のさざめきが消える
どこかの家から香る夕食に匂い
変わらぬ生活と
いつもの時間が流れている
私が全く知らない誰かのための時間
珍しい大きな湖のほとりは
人々の営みが当たり前のように存在し
そうして今日も暮れていく
うしろめたさを感じてしまったから
やっぱり明日、きっと、帰ろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます