人外専門治療院 ~白日の治癒術師と合成獣の少女~

秘鷺

登場人物 及び 治療院について 03/19更新 ※本編は水・日定期+書いた時に追加の最低週2回~更新です。

※命題1の内容を含む基礎情報有り。

※随時更新



◆◆主人公

白日はくじつの治癒術師 アダムス

イラスト→ https://twitter.com/xxigasemihxx/status/1206174673819488258

白髪に白銀の瞳の、十代半ばの美少年。治癒術師。

首から提げた小さな白いランプが本体の魔法生物で、「白日はくじつの治癒術師」は作品名。製造されてから百年は経っている。

マスター、フィルル・エルピスの使い魔のような存在だが、彼の意向で自由を与えられている。

精霊の森で人外専門の治療院を開く。


合成獣キメラの少女

アダムスが助けた人間の少女。記録によると、十三~十五歳くらい。本名・出身地などの詳細は未だ不明。

魔術師によって禁忌魔術の素材に使用され、化け物のような姿にされてしまった。

がりがりに痩せ細り、頭部と前足は狐、後ろ足は蹄、ねずみの様な細い尻尾が数本生えている。言葉を話す事ができない。

両手足に鎖付きの枷は着けたままになっている。また、二本の鉄の棒が首と腹を横に貫いている。これらが崩壊しやすい肉体を維持しているため、簡単に取り除くことができない。

人間に戻す術はなく、人外専門治療院で安定しない肉体の治療をしつつ、アダムスと共に生活することになる。



◆◆治療院について

◆精霊の森

潤沢な魔力と、その源であるマナの満ちた精霊たちの住む森。

世界中の森と繋がっているが、人外、心の清らかな人、森に住む者に招待された者しか入ることができない。が、稀に迷い込む者もいる。

植生関係なく、様々な植物が自生している他、森自体が広大。

アダムスはここの精霊たちに“森を蝕む病の治療”を頼まれ、この森に住むことになった。


◆治療院

精霊の森の王たる巨大樹と同化するように造られた建物。この巨大樹が、善意で制作・提供してくれている。

治療院の正面は広場になっている。小川が横切り、小さな橋の入り口には細く若い木が、「人外専門治療院」の看板を掲げている。

ステンドグラスの玄関扉を開くと待合室。カウンターとベンチがある。右手に診察室、その隣に遮光部屋(日光が苦手な者向け)。

左手に進むと短い廊下の先にリビング。大きなテーブルと丸椅子が並んでいる。

吹き抜けの螺旋階段があり、途中途中の部屋は物置きや薬などの保管庫。一番上の窓から見る眺めは良い。

外(裏口)に出ることができる扉もある。小さな畑、物置小屋、レンガ造りの倉庫。少し先に小川が流れている。

リビングの奥には部屋が四つ並んでいる。一番左がアダムス、その隣が少女の部屋。残りの二つは空き部屋。

治療院の外、巨木の根の上に数軒のツリーハウスが並んでいる。こちらは客室兼長期治療患者用の部屋。



◆◆二人の元を訪れる人々

◆弟子 エドアルド・ダールマン (命題1~

五十代に差し掛かった頃の、初老の男性。

アダムスの弟子で、現在は世界で最も技術の進む大国・エクセリシア帝国に仕える高名な治癒術師。

後ろに撫で付けたシルバーグレーの髪と、綺麗に切り揃えたもみあげから繋がる髭が特徴。

鋭い茶色の瞳と厳格そうな顔立ちをしているが、優しく穏やかな性格。

アダムスと少女の行く末を暖かく見守る。


◆名もなき旅人 (命題2

精霊の森に迷い込み、そのまま亡くなっていた旅人の男性。

彼が旅の道中で描いた絵の数々は、治療院内に飾られることになる。


◆吸血鬼 テオ (命題3~

吸血鬼の青年。150才ほどと、吸血鬼にしてはかなり若い部類に入る。

紫色の瞳に栗色の髪を持ち、吸血鬼らしい人間離れした美貌を持つ。

性格は実直で裏表がなく、良くも悪くも嘘がつけない。

吸血鬼は全身くまなく強力な魔法素材となるため、生まれた時から狩人ハンターに追われてきた。

そのため、人間を憎む気持ちが強い。


◆不老不死 マルテ (命題3~

吸血鬼テオの恋人の女性。赤毛に碧眼の、愛嬌とそばかすを持った地味な女性。

彼女を想い流したテオの涙にくちづけした事から、不老不死となった。

回復力は人間と同等のため、大怪我した際は治癒術師にお世話にならなければいけない。

素朴だが、穏やかで暖かな性格。テオに寄り添いつつ、世界中を旅している。


紅蓮ぐれんの商人? ルヴァノス (命題3~

マスター、フィルル・エルピスのランプの一つ。

金髪赤瞳、深紅のインバネスコートに帽子とステッキと、赤を身にまとった美青年。

上品で物腰柔らかだが、現実的な意見や、手厳しい言葉も多い。

暗い赤色のトランクは、容量を気にせずいくらでも物を入れることができる。

治療院には品をおろしにと手紙を届けにしょっちゅう訪れている他、別のランプたちとの連絡役も兼ねる。

噂に名高い「紅蓮ぐれんの商人」と名乗るが……。


白月はくげつの治癒術師 イヴリル 命題5~

マスター、フィルル・エルピスのランプの一つ。

白髪に白銀の瞳の、十代半ばの美少女。治癒術師。

アダムスとは双子に当たり、お揃いの白い帽子と白い治癒術師の服を着ている。裾が女の子らしくアレンジされている。

気が強く、口が達者で賑やかな女の子。

ブラウシルトとは恋人同士。


蒼空そうくうの騎士 ブラウシルト 命題5~

マスター、フィルル・エルピスのランプの一つ。

金髪碧眼、騎士の鎧と青いマント、腰に剣を提げた王子さまのような青年。

ルヴァノスを原型モデルに作られているため、顔が似ている。彼の弟に当たる。

鉄壁の防御を誇る盾を作り出し、仲間を守るのが役目。

口下手で失言王とも呼ばれる。ヘタレ。


黒鉄くろがねの戦士 ブロスケル 命題6時点

マスター、フィルル・エルピスのランプの一つ。

漆黒の鎧に全身を包み、漆黒の大剣を背負った大熊のような男。

豪快で声がでかい。力自慢。


黄金おうごんの賢者 ソルフレア 命題7~

マスター、フィルル・エルピスのランプの一つ。

性別がなく、中性的な十代後半の姿をした、大人っぽい姿をしている。

どちらかというと女性寄り。無表情で淡々としているが、研究に没頭しがち。

太陽の装飾を施された片眼鏡モノクルを着け、黄金色の瞳と長くうねった山吹色の髪をハーフアップにまとめている。

金糸雀かなりあ色の長衣を纏い、腰に本を提げている。

全てのランプ達の能力を一段階下げた状態で行使できるが、本来は学問の研究と研鑽がメイン。


◆吸血鬼 エインズワース 命題8~

吸血鬼の中でも古参にあたる大男。数百年もの時を生きている。穏健派の代表

ソフトモヒカンにしたブロンドの髪に碧色の瞳を持ち、筋肉質だが吸血鬼らしい整った顔立ち。顎が割れている。

大昔は貴族として人間を貪っていた。その時の傲慢な言動が滲み出ることも。

強かで余裕があり、ソルフレアを一目で気に入った。


◆魔法道具職人 ロメオ・ガリレイ 命題9~

魔法道具職人の一族、ガリレイ家の青年。二十一歳。

鷲の獣人で翼が残るのみの、いわゆる二割獣人。

若手天才職人と呼ばれているが、家出してルヴァノスのお世話になっている。

紅い髪にゴーグル、革製の上着とズボン、ブーツを履いた、職人らしい出で立ち。

自信家で声が大きく、よく言えば賑やか。悪く言えば喧しい若者。

精霊たちに工房を作ってもらったが、屋根が草花に覆われたメルヘンチックなものにされた為、文句を言っている。


◆吸血鬼 メリッサ 命題9~

吸血鬼の中でも古参にあたる女性。エインズワースと同年代、同等の地位を持つ。

過激派の代表


◆吸血鬼 ジュリエッタ 命題9~

金髪に紫瞳の女吸血鬼。北の大陸の雪深い山に一人で住んでいた。

狩人ハンターたちから逃れるために髪を渡し続けていたため、丸坊主になってしまい、顔半分が焼けただれている。

エインズワース達の薬草採取には同行せず、自前の金を持って治療院にやってきた。

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