今出してやらないと

17:29職員用トイレ

遅い。何をしてる神波！

ラインがきた。

｢ごめん、山口が先生出しちゃダメだって。｣

何！？何を言っている。

｢どうゆうことだ？頼むから早く誰か連れてきてくれ！それか教頭に俺はこうゆう状況でここにいると伝えてくれ！｣

返信。

｢ごめん。他の作戦練るよ。｣

ふざけるな！なんでそうなる！？

山口め！俺がお前が主犯だと見抜いているのを見抜いたな？

汚いやつだ！

ドンドンドンドン

俺はトイレの戸を思い切り叩く。

『おーーーい！！誰かきてくれーー！！！』

ここが校舎の片隅にある職員用トイレなのが恨めしい。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい