第3話~中学1年

【中学校入学】 


 小学校の時、仲の良かった友達と一緒に行くため、小学校の門で待ち合わせ。私の勘違いだったのだろうか、毎日待たされた。10分くらい。その時は酷く長く感じた。門には小学校の校長先生が児童に挨拶をするため立っていた。私はその校長先生の隣で毎日待った。とても気まずかった。嫌だった。




 特別やりたいと思った訳ではないが、友達とバドミントン部に入部。運動神経が悪い自分が、よく頑張ったと思う。そして秋だったかな。突然、仲の良かった3人が私を無視してきた。M川A子ちゃん、O上Y子ちゃん、M上C裕ちゃん。すぐに退部してもよかったのに、なぜか続けた。周りに部活を辞めた人などいない。退部は悪いことだと思ったのだろうか。


 ショックだった。自分の何がいけなかったのかわからなかった。結局1年生が終わる前に退部。私が部内で独りだったこと、部長も他の先輩もわかっていた。


 この時、生まれて初めて「死にたい」と思った。

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