終話
俺は大した事ねえよ。
爵位の悪魔が来たら、速攻で殺されるだろうな。
今年はよ。
大侯爵のブネ様が来てるらしいからよ。
ははは。
俺もタダで帰すつもりはねえがな。
何だ?
この服は、元々真っ白な事は知ってるだろ。
お前の家系には伝わってるはずだ。
今さら赤は嫌いだなんてよ…
まあ、子供なら怖いかもな。
血塗れのセイント・クローズはな。
幸せをプレゼントする…
すげえ格好いい化け物の事なんだぜ?
こんなに静かでいい夜がよ。
誰にも邪魔されねえように…
普通の時間が、普通に刻めるように…
俺達は毎年、このおもちゃ屋の屋根で…
座って待っている。
ははは…
それは、毎年ここに来るお前の先代達が…
一番よく知ってんだろう。
来年の奴にも言っといてくれ。
メリー…
クリスマスってよ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます