四話


神は、人間を子供のように思っている。


私のような半人半妖や半魔の事は、道具と思っている。

面白いだろう?




人間を守れて、さらに半端者は悪魔が始末してくれる。


神にとって、こんなに都合の良い行事はない。




クリスマスは神の理、その為にあるのだ。




ははは。


おじさんがかわいそうか…



ははは。


神が人間を愛するはずだな。




俺達、妖の類いも、神に逆らってもいいんだが…

まあ、負けて悪魔になるだけだ。




ただ一人だけ…


神と互角に闘った者がいる。






その者は元は熾天使だ。


天使と言うのはな、絶対に神に逆らえない。




奴はそれを無視した。



神には、絶対勝てないようになっているのに…


その理を破った。




だから、俺達も勝てない道理がないのだがな。

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