狂武蔵
狂武蔵 前編 四百人じゃねえ。五百八十八人。
『VERSUS-ヴァーサス-』を観た者なら知っている。
坂口拓の殺陣は、金を払う価値があるって。
『VERSUS-ヴァーサス-』のD V D買っちゃったもんね、俺。
とか坂口拓推しをしつつも、最近になるまで彼の別名義「匠馬敏郎」(アクション監督)、「TAK∴」(戦劇者)を全然察知しておらず、『伊集院光とらじおと』にゲスト出演しているのを聞いて、ようやく劇場版『キングダム』や新作『狂武蔵』への出演を知るに及んで「俺の情報アンテナは、ザルか〜〜〜〜!?」と泣いて恥じながら、『伊集院光とらじおと』からの情報に、メガテン。
「1カット77分で、四百人斬り。でも実は五百八十八人斬り」
「撮影開始五分で指を骨折。でも最後まで撮影続行」
加減というものが存在しない!(笑)
で、観に行って来ました!
宮本武蔵VS吉岡一門のラストバトル「一乗寺下り松の決闘」がメインの映画『狂武蔵』を!
劇中でも、疲れた武蔵が「吉岡一門って…七十人ぐらいじゃなかったっけ?」とぼやいていますが、金で雇った助っ人も含めて四百人(実は五百八十八人)との対決です。
1カットで。
つまりは、カメラを一切止めずに、ノーカットで。
三船敏郎が『荒野の素浪人』で百人斬りに挑んだ時は、八十人ぐらいで「まだこんなに残っていやがるのか!?」と絶叫してしまった程に大変な殺陣の、五倍以上を斬ります。ノーカットで。
前代未聞の殺陣です。
ヤバいヤバいヤバい、マジでヤバい。
斬って斬って蹴って突いて裂いて割って斬って斬って斬り裂いて、十分くらいで息が上がっていく宮本武蔵。
このハイペースで、どうなんだこの先と思いきや、給水ポイントでしっかりと水分補給する宮本武蔵。
うん、そうでもしないと、死んじゃう。
以後、給水ポイントや吉岡一門の内紛で武蔵を小休止させつつも、本当にノーカットで戦い続けます。
やがて、主演・坂口拓の風貌は、宮本武蔵としか言いようのない本物の侍に変わっていき…
はい、前半は、ここまで。
後半は、絶対に、作品を観てから!
絶対に、作品を観てから!
行って来なさい!
伝説の殺陣を、金を払って観に行きなさい!
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