はらいそクラブ
はらいそクラブ 前編 いい映画の匂い
ドヤ顔です。
今回のエッセイは、ドヤ顔で書いております。
「はらいそクラブ」を知った発端は、ツイッターですね。
宍戸留美さんのリツイートで、「はらいそクラブ」という映画の監督が、クラウドファンディングで製作資金を募集していると知りまして。
試しに予告映像を見てから「ふっふっふ、いい映画の匂いがする。これは投資してエンディング・クレジットに名前を載せてみよう」と判断して三千円という巨額を投資。
程なく目的の金額を集めたとのメールが届き、「よかったのう、これにて一件落着。かっかっか」と水戸黄門スマイルをした後に、試写会に招待するメールも届いた。
場所は大阪大東市キラリエホール。
筆者の住む茨城県から、徒歩で
悩みます。
そんなに仕事を休めないし。
自宅から車で三十分圏内に
だがしかし。
我慢出来ませんでした。
いい映画の匂いを感じると、距離とか関係なく、観に行ってしまう性質でして。
この匂いを初めて感じたのは、「2001年宇宙の旅」
何度目かの再ロードショーかは知らないが、
最近では、「若おかみは小学生」「武蔵―むさしー」
この匂いを感じた時は、外れないんですわ。
自宅からの距離など苦もせずに、遠征します。
流石に大阪までの遠征は初めてですが。
で、行って来ました、「はらいそクラブ」の試写会に。
徒歩で。
嘘です。
投資した金額の約十四倍の交通費をかけて、日帰り旅行を致しました!
コスパ悪い?
考えるな!
感じろ!
「はらいそクラブ」の鑑賞後、俺はドヤ顔でした。
俺の「いい映画の匂い」を感じる感性がとっても正しいと証明されたので。
さて、前振り終わり。
ネタバレにならない範囲で「はらいそクラブ」の紹介を。
「はらいそクラブ」
美しくも不穏に揺らぐ水面の光彩をタイトルに孕みながら始まる「はらいそクラブ」は、明敏そうな主人公ホンと快活な少女タッチンの、夏休み前の日常から描写していく。
朗らかなデートの情景に滲む、恋心。
タッチンの明るい言葉に忍ぶ、不穏。
霊感少年ニクの才能が物語る、奇妙。
タッチンの急死と共に、友達とも疎遠なまま夏休みに突入するホン。
霊感少年ニクは、先祖代々の秘術「はらいそ参り」で「あの世」と行き来すれば、タッチンと再び会えるとホンに教えて実行。
他の仲間も加えて「はらいそ参り」を何度も行うホン達だが、その代償は「この世」で恐ろしい災いを引き寄せていく。
露わになる代償は、
「世にも奇妙な物語」「Night head」「仮面ライダーアマゾンズ」を担当した蓜島邦明の音楽ですから、不穏な場面になると不安のビートが桁外れに昂まり響いて逃しゃしない、不可避の映画です。
はい、紹介はここまで。
一般公開は2020年秋だから、ネタバレ注意の後編を書くのも、その時期に合わせます。
その公開版が、試写会版と全く同じという保証もありませんし。監督が「あ、やっぱ、あそこは公開前に修正しとこか」とか判断したら、変わるし。
ただ…
あのラストシーンだけは、変えないで欲しい。
あれは物凄く大正解な名シーンだから。
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