ドクター・スリープ
ドクター・スリープ 前編 大御所二人に挟まれて
『シャイニング』の続編が作られると聞いた瞬間に浮かんだ懸念は、「どっち準拠の続編だ?」
どっち? と言われて映画ファンであれば察してくれようが、このエッセイは未見者向けでもありますので、「映画界で殿堂入りの傑作でありながら、原作者に最も嫌われている映画」として語り継がれている現状から説明。
ホラー小説界の伝説スティーブン・キングの小説と、それを映画化した巨匠スタンリー・キューブリック監督の作品とでは、凄まじい相違が発生しておりまして。
小説が「
出来が歴史的傑作でなかったら、大炎上する改変ですよ(笑)。
この件に関しては、両大御所は一切意見を軟化させていませんからね。
二人の大御所を心から尊敬しているマイク・フラナガン監督は、どちらにも嫌われずに続編を作れるのか?
幸い(失敬)、片方は既に天国へ。
スティーブン・キングさえ満足させれば、マイクの勝ち。
彼、勝ちました。
両作品をリスペクトしたハイブリッド続編『ドクター・スリープ』を完成させるや、真っ先にスティーブン・キングの自宅に訪問して作品をお披露目。大絶賛されたので、気絶してしまったと自慢するレベルの出来栄えです。
ついでにキューブリック監督の遺族からも絶賛のお墨付きを貰っておりますので、もう何も心配しなくていいです。
『シャイニング』を愛する全ての人々よ。
安心していいのです。
後編に続く(ネタバレあるから、作品を見てから進んでね)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます