どうしてもキミの彼女になりたい

青野ハル

第1話 入学式 1

「緊張するねー!」


「そうだね·····仲良くなれる子が沢山いればいいなぁ」


今日は、私の中学校の入学式。

隣にいるのは、同じ塾だった石川咲絵。

すごくって程じゃないけど仲が良くて、今日もお互いの保護者と一緒に来ている。


「いやいや、奈緒なら何もしなくても友達作れるって!」


「それはないよ·····。」


でも。沢山、友達出来るといいな!!




それから、私たちは学校まで行き、クラス分けの紙を受け取っていた。


「あ!私Dクラス!」


「ええ!私もだよ!やったー!」


私は、見事咲絵と同じクラスになることが出来た。

嬉しい気持ちのままお母さんたちと別れ、教室へ行く。

1回教室で並ぶみたいだ。



私は河本奈緒だから、40人中18番だった。

隣は26番の富山春樹くんと言うらしい。

反対側の隣は12番の緒方美桜ちゃんだ。

前は川崎七海ちゃんで、後ろは木村舞ちゃん。

みんな、良い子だと良いな。

少し不安で、少し期待している私だった。

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