雨音に溶ける。
雨籠もり
雨音に溶ける。
ぱちぱちと音をたてて、いつまでも雨は降り続いていた。枝垂れた柳の葉を雨粒がするりと降りていく。次々と波打つ水たまり。曇った明かりの漏れるショーウィンドウ。向かいの路地のゴミ箱の影から黒猫が怪しそうに外を眺めている。いったいどれほどの時間、僕はこの、今では使われていない店の屋根の下に雨宿りをしているのだろう?
『君の作品には魅力がないんだよ。もっとニーズに添えないかな。』
疑問の後を追うようにして担当の声が脳裏に蘇った。もっと読まれる作品を。もっと話題性のある作品を。伝えることではなく、売ることを考えろ。そんな言葉に、僕の心はぐしゃぐしゃに丸められてしまった。売るために漫画家になった訳じゃなかった。伝えるために、絵を描いた。一人でも多くの人に、理解して欲しくて。
ふと腕時計を見やる。もう十一時だ。編集の打ち合わせには到底間に合わないだろう。
突如、体中に重りを付けたような気だるさに襲われる。
出かける前に天気予報のチェックと、折りたたみ傘を持っているかの確認ぐらいしておけばよかった、と素直に後悔する。そしてその後悔のためか、僕が降り止まない雨に向かってため息を浮かばせた時、一つ、柔な女性の声が僕の背中を叩いた。
「すみません、雨宿り、入ってもいいですか?」
その声にふと振り返れば、厚手のコートを羽織った、眼鏡をかけた女性が息を切らして立っていた。後ろで一つ結びにされた髪は雨で濡れてしまっている。メガネの上縁を少し隠して均等に切られた前髪からは水玉が滴り落ちていた。
この店だって僕のものじゃないんだ。半ば公共施設ともあろうこの場所に入るのに、なんの許可がいるというのだろう。と一人思っていたのだけれど、しかし唐突に話しかけられて突発的に出てきた言葉は「あぁ、全然構いませんよ、」という不躾なものだった。
だから僕は、言い訳のように続ける。
「もっとも、ここは公共施設のようなものですから、入るのに別に許可なんて必要ありませんよ」
大粒の雨粒が一つ、水たまりにとぷん、と入水して大きなドーナツ状の波を作る。僕の隣に進んだ女性は、菊が咲いたように静かな笑顔を見せて応えた。
「昔から、何にでも許可を取ってしまう癖がありまして。不快にさせたなら申し訳ありません。」
僕は慌てて、身振り手振りで誤解を解く。「別に不快になったわけじゃあありません、」と。
雨音は加速してさらに大きく鳴っていく。街ゆく人々は既に室内に閉じこもり、一見、いや、僕の視界そして思考の内部だけの話ではあるものの、この世界には僕と、隣で雨宿りをしている女性以外には生命なんていないんじゃないか、と感じるほどに雨、それのみであった。
ひたり、ほとり、そして、すらりと落ちる。
「雨宿りついでに少し、私の話を聞いてはくれませんか?」
不意に女性が口を開いた。雨音にいつの間にか聞き入っていた僕ははたと意識を取り戻し、女性に向き直る。
「ええ、勿論。ちょうど僕も、雨音ばかり聞くのは退屈だと思っていたところです」
心の底から本心でそういった。どうせ暫くはこの雨は止まない。そして、どうせ打ち合わせに遅れるのであれば、急いで雨に濡れて原稿を台無しにするよりも、たった今見聞きしただけの人の話に耳を傾ける方が寧ろ有意義で、存外悪い話では無いと思ったからだ。
女性は、「飛行機で相席になった人間の話を聞くように、決して深く考えず、子守唄でも聴くみたいに聞いてください。」と始めて、騒がしい雨を懐かしむように見つめたまま、続けた。
✥
高校時代、私には二人の友人がいました。仮に、佐藤、そして田中という名前にしておきましょう。高校入学以前、内向的だった私に近寄ってくれるような稀有な存在は当然見当たらず、また、私は人の名前と顔を覚えるのが非常に苦手で、そのせいもあって中学校まではずっと、友人と言える人間はいませんでした。だから、高校入学後、私と仲良くしてくれた佐藤と田中は、とてつもなく珍しい人間だと言えます。
少し二人の話をしておきましょう。佐藤は女子の割には背が高く、一般男子程度ならば見下ろせるほどの高身長でした。それでいて三白眼だったもので、中学時代はそれらが理由で怖がられた、という話をよく私にしてくれました。運動が得意で、持久走大会や部活動のバスケットボール部では常にいい成績を残していました。私にとっての青春を体現したような方でしたが、今思うと不思議なのですが友達と言える人が一人もいないらしく、昼休みなんかはずっと体育館に篭って一人でドリブルの練習をしていました。
田中は、何処にでもいるような眼鏡の女性、いや、女の子でした。性格は温厚……というより優しくて、いつも教室の隅で一人で本を読んでいるような人でした。図書委員長を務めているような真面目な方で、哲学関連の話をよく読まれていました。私も本を読むのが好きな方で、彼女とはよく本の話をして盛り上がりました。次の芥川賞は誰が取るだろうか。また、直木賞は? この本がオススメだ。なんて話もよくしました。
今思えば二人とも、私と同じく一人きりだったので、必然的に私と馬があったのかもしれませんね。とにかく、私と二人は知り合って、そして仲良くなりました。最初に話した会話だとか、何がきっかけで距離が近づいたとか、そんなことはやっぱり覚えていないのですけれど、とにかく、気がついたら二人と一緒にいる時間が増えていました。
佐藤は読書という行為が苦手だったようで、本ばかり読んでいる田中のことをからかって、それに田中が可愛らしく反論して、それを私が仲裁する。そんなやり取りをするのが日常でした。勿論、他のことも沢山しました。佐藤にバスケットボールを教えてもらったり、三人で商店街巡りをしたことだってあります。私たちは通常の、他の人達が味わう高校生活と同じ、平和で代わり映えのない生活を過ごしました。しかし私はそんな日常が堪らなく楽しくて、大好きでした。恐らく、というか絶対に、二人も同じく、そんな日常が好きだったはずです。そんなある日のことでした。
いつも通り、三人で話しながら帰宅している途中のことでした。田中がふと、私たちに『死』について尋ねてきたのです。『死とはいったい何なのか』、『死んでしまったらどうなるのか』と。
なんの前触れもありませんでした。そういった話になるような会話の流れでもありませんでした。けれども田中はうつむき加減で、私たちとなるべく目を合わせないようにそう言ったのを強く覚えています。
「死んだらどうなるか? そんなもの、死んでみないと分からないじゃないか。」
佐藤は田中の質問に対して、そう返しました。けれども田中は佐藤の答えに不服だったようで、次のように返しました。
「私が聞いてるのは正確さの話ではなく、個人がどう思うかなんだよ」
そう田中が答えた時、カラスが鳴いて、そちらにふと目が行った時に、その身を半分ほど地平線に沈ませた夕日に、街が暖かく染められていくのを見て、美しいと感じたことを覚えています。そして、田中は私にも、顔を覗き込むようにして尋ねました。「どう思う?」と。
私は「よく分からないけれど、天国とか地獄だとか、そんな曖昧なものはないじゃないかな」と答えました。「人の人生は、正義か悪かの二択で分けられるほど単純明快なものではないから」と。
それに対して佐藤は、その目を少しの間、閉じてから、考えるように「なんで今、死のことを考えるのか、私には分かんないや」と呟きました。そして、「私にとっては過去なんてただのしがらみだし、未来なんて不安の種でしかない。私には今しか必要ないよ。たった今だけあればそれでいい」と続けました。
私は、その佐藤らしい意見に、なるほど、と感じたのを覚えています。田中もその意見に納得したようでした。
そしてその後、なんだかんだ、またいつものペースの話に戻って、下らない会話をしました。あの犬が可愛かった、あの曲が良かった、など。けれども最後、私たちの家はそれぞれ別のところにあったので、途中のT字路で別れなくてはいけなかったのですが、丁度そのT字路にたどり着く時、田中は私と佐藤に向かってこう呟いたのです。カーブミラーに夕日が反射して、紅葉を弱々しく照らしていました。
「私たち、死んだあとでも、一緒になれると良いね。」
その夜、田中は自殺しました。
後から分かった事なのですが、田中は同級生数人からいじめを受けていたようでした。それはそれは執拗で、例えば教科書を燃やしたり、眼鏡を割ったり。それでいて、直接的な怪我などはさせないので、発覚に至りにくかったのです。事実、私も佐藤もそのことについては全く知りませんでした。
私たちはその、田中をいじめた人達に罵詈雑言の限りを吐きたかったのですが、既に彼ら、もとい彼女らはこの学校を去っていました。
私たちはとてつもなく悔しかったし、同じくらい悲しかったです。それ故、田中の葬儀には出られませんでした。救えなかった自分たちに、葬儀に出て別れの挨拶をするような資格はないと考えたからです。
今でも、田中は辛い日常を必死に耐えて私たちに合わせていたのかと考えると、心臓を鎖で縛り付けるような息苦しさを感じます。彼女はいったい、どんな気持ちで生活していたのでしょう。そして、はたまた、自殺の前日にしたあの『死』についての話は、どんな想いで話していたのでしょう。私も佐藤も、自分を責められるだけ責め続けました。
そして……それから、佐藤は、とてもよく本を読むようになりました。あれだけ本を読むことをからかっていた佐藤が、授業中も、昼休みも、放課後までもを費やしてずっと本と向き合っていました。バスケットボール部には参加せず、目の下にクマを作って登校してくる日もありました。その姿は、佐藤が聞けば怒りそうですが、異常そのものでした。佐藤は、まるで何かに取り憑かれたかのように、ハイデガーの『存在と時間』やニーチェの『人間的な、あまりに人間的な』などを漁るように読んでいました。以前の彼女では到底ありえないことです。恐らく、彼女自身も異常であると認識していたのだと思います。
また、田中が自殺してから、佐藤は私と話す時、よく視線がブレました。呂律が回らなくなったり、行動にもおかしな部分が現れ始めました。そして彼女は何より、以前よりもずっとずっと臆病になってしまいました。犬が吠えただけでも驚いて、伏せ目がちに私の袖を掴んで震えるのです。私のことを呼ぶのも全て、呼び捨てにしていたのから、さんを付けるように変わってしまいました。前よりもオドオドとしていて、まるで佐藤の皮を被った別人と過ごしているみたいでした。
私はそんな彼女を元気づけようと、ありとあらゆる方法を試してみました。死んでしまった田中も、佐藤がこれだけ衰弱してしまうことは望んでいないと思ったのです。……いえ、今考えれば、自分が安心したかったせいも、あったかもしれません。とにかく、私は佐藤を元通りにしようとしました。けれど、彼女が元の元気な彼女に戻ってくれることは決してありませんでした。
万策尽きた。そう私が密かに思い始めてから、少しづつ会話が減って、仕舞いには挨拶を交わすことくらいしか話すこともなくなってしまいました。友情が崩壊した訳では無いと私は思ってはいますが、佐藤が果たして、私のことをその時まで友人であると思っていてくれたかどうかは分かりません。
そんなある日のことでした。強くはないけれど、決して弱くはない雨の日に、佐藤は何ヶ月かぶりに私を放課後に呼び出したのです。その時は嬉しさ半分、不安半分だったことを覚えています。けれどその時、私にその呼び出しを断るという選択肢はありませんでした。
待ち合わせ場所は高校の校門でした。その時には雨が降っていたので、場所が変わるかとも思っていましたが、彼女は律儀にも傘をさして待っていてくれました。アスファルトに車のライトが反射して光るような薄暗い夕方でした。傘を打つ雨音が心の底まで響くようでした。しかし佐藤は、私の呼び掛けにも答えず、その三白眼で私の顔をじっと見つめたままだったのです。
その時でした。何処からか車のクラクションの音が鳴って、それを境に一切の音が私の周りから消え失せたんです。雨音も、足音も、全てが切り取られてしまったみたいに、静寂と化しました。まるで佐藤の発言の一言一句、その全てを完璧に聞き逃すな、と言うかの如く、です。
彼女はゆるりと、その口を開きました。不思議とこの時、今まで彼女に感じていた、気弱だとか衰弱しているといった言葉が吹き飛びました。とにかく、彼女はその時、確かに『あの頃の彼女』でした。そして彼女は震えるように、または祈るように、静かに呼吸を合わせて、言いました。
「守られていたかもしれない。」
次の瞬間、ダムが決壊するようにまた、全ての音が雪崩のように耳に押し寄せてきました。六時のサイレン、雑踏、猫の鳴き声、ぱちぱちと傘を打つ音、クラクション。その全てが一気に、私の心に響いたのです。
そして佐藤は続けました。
「けれどもやっぱり、あのままだったら、閉じ込められていたかもしれない。いずれにせよ、正解か不正解かなんて、残った人間が判断するのはあまりにも馬鹿馬鹿しいことなんだ。正解かどうか、そんなのは神様にだって分かりっこない。それは私たち一人一人の哲学と価値観が決めることだ。」
私は何も返す言葉が浮かばなくて、けれども意図的にではなく、驚くほど、そして唖然とするほど自然に復唱していました。いや、復唱せざるを得ませんでした。
「守られていたかもしれない。」
✥
「おそらく佐藤は、田中が好んでいた本を読むことで、失ってしまった田中の存在を見つけようとしていたのだと思います。」
二人だけの世界の中で彼女は、その不思議な話を語り終わると、ふぅ、と息をついて、肩を一度上下させると、こちらを向いて、一つ礼をすると、「聞いて下さり、ありがとうございました」と言った。そして、かけていた眼鏡を外すと、ハンカチでそれを拭いて、またかけ直した。
僕は、今しがた聞いたその話を、ただただ呆然と頭の中に浮遊させていた。なんとも不思議で、何処か遠い世界の話に感じるのだけれど、この話は今目の前にいる彼女の体験した人生の一部であり、彼女は当事者であるということを考えると、不思議な違和感を覚えた。
彼女は僕に尋ねる。
「自分じゃない誰かのことなんて、どうすれば分かるって言うんでしょう。どうすれば理解できるって言うんでしょう。人はやはり、生来永久に孤独なんでしょうか」
いっそう雨足が強くなる。雨音に濁点が加わる。雨粒が打ち付けられて跳ね、地上20センチ程度の霧を作り出す。僕は、そんな雨模様に背中を押されるように応えた。
「けれどおそらく、完全に、つま先から頭のてっぺんまで一分のズレもなく理解し合えることは決してないにしろ、理解しようとする姿勢が在り続ける限り、きっと、それはずっと平行線にはならないはずです。いつか何処かで、間に合う日はきっとやってくるんじゃないでしょうか」
彼女は少し黙ってから、しかし微動だにせずに目線を落として、側溝に雨が流れていくのを見ていた。雨は全てを等しく撫でて落ちていく。黒く濡れたアスファルト。街灯に照らされる無数の水滴。雨に揺れる草木のざわめき。そして彼女は、ふと何かに気がついたみたいに、雨の匂いを胸いっぱいに吸い込んでから言った。
「今日は今から、お墓参りに行くんです。……その、友人が、交通事故で一昨年に亡くなりまして。」
彼女の目が、雨粒のように光をその中でつゆりと廻した、そんな気がした。僕は何かに肩を叩かれた気がして、慌てるように、道を尋ねるみたいにして聞いた。
「その、御友人って……?」
彼女はその質問には答えずに、代わりに微笑みで返した。僕は、その表情や仕草を見て、察してしまった。
嗚呼、そういうことか。そういう事なのか。
彼女は続ける。
「校門で佐藤と話したあの時と、今日の雨はよく似ているんです。強くはないですが、決して弱くもない。雪でもないくせに積もるように降る。そんな雨です。あれ以来、実を言うと佐藤とは一つも話していません。話すことも無く、彼女はいってしまいました。」
それから彼女は僕に目線を合わせたまま、遠雷の声も気にせずに続ける。
「私が彼女の墓参りに出かける日には、必ずこんな風な雨が降るんです。お葬式の日も、火葬をした日も、全部。雨が降るんです。まるで忘れっぽい私に、『覚えていてくれ』と投げかけるみたいに。ずっと、ずっと。多分これからも、お墓参りをする時にはこうして、雨が降るのでしょうね」
「……不思議、ですね」考えもなく、突いて出るようにその言葉が現れた。「けれど、違和感は何も無い。むしろそうあって当然という気もします。」
それからはお互い、話すこともなくなった。ただ黙っている、というよりも、自分たちが背景に同化しているような気分だった。湿気に全身を融かされて、全てと一緒になっていた。止まない雨音に囲まれて、いつの間にか僕自身も雨になっていた。
目を、閉じた。視界が暗闇に包まれて、もう何も見えなくなった。既に彼女はいなかった。雨宿りの屋根も存在しなかった。僕の体も消え失せた。在るのは不思議な話の余韻と、絶えず鳴る、雨音。いつまで続くだろうか? この、言葉ではとても表しきれない一体感。いつまで、続くだろう。
✥
気がつくと雨は既に止んでいた。ふと雨音がいなくなったのに気づいて、瞼を開けるとそこに雨はなく、ただただ湿ったアスファルトが横たわっているだけだった。彼女も、もうその場にはおらず、人一人分の空間が微妙に空いていた。屋根の隙間からは日の光が射し込んでいた。心地良い風が包み込むように街を過ぎる。子供たちは水たまりを踏みつけて走り、道行く人々は空を見上げて歩く。いつの間にか空には青空が広がっていた。取ってつけたような雲が気だるげに空を流れていく。
僕は雨宿りの場所から一歩外へ歩み出した。雑踏も車の音も、ちゃんとそこに存在していた。金木犀の香りが、どこからともなく現れる。その時僕は初めて、自分の心にまとわりついていた嫌なものが、忽然と姿を消していることにようやく気がついた。雨空が晴れるように、もしくは鎖から解き放たれるように、僕の心は自由そのものだった。
「守られていたかもしれない。」
そして僕は、彼女が話の中で語っていた通り、驚くほど自然に、その言葉を繰り返していた。そして、見たこともない二人の少女と、彼女の歩く夕方を少しだけ想像した。
きっと僕はこれから先、さっきみたいな雨が降る度に、この話を思い出すのだろう。そして、この狭い日本の何処かに彼女は存在していて、救えなかったかもしれない二人を想って手を合わせている、という事実をもう一度意識するのだ。
空にはいつの間にか、クレヨンで落書きでもしたみたいに虹がかかっていた。僕は肩掛けカバンの紐をきゅっと締めると、再び歩き始める。
雨音に溶ける。 雨籠もり @gingithune
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます