第185話 第2部 登場人物紹介2
魔族・亜人
ジルド・ブラドー(バンパイア・強欲の魔王)
我々の世界のイメージとは異なり社交的でロゼ教の熱心な信者でもある吸血鬼。
束縛される事を嫌う自由人で、茜との出会いも趣味で作ろうとしていたサックブラッド・ナイフを完成させるためにヒルの魔王を討伐していたときだった。
茜に助けてもらったときに血を吸ったために虜になってしまった。
以後、茜に忠誠を誓い随一の臣下として誇りを持っている。
茜を愚弄する物を許さず茜を姫様と呼んだ最初の者。
茜から付けてもらった通り名の『伯爵』をとても気に入っている。
『孤独を愛する』ということだがこれは建前であり真実は、とある理由から逃げ出すためである。
フェネクシー(魔族の大魔王・怠惰の魔王)
ハルフェルナで龍王と並ぶ実力者(ブラドー談)
多くの悪魔の頂点に君臨するのだが当人は支配や征服などに興味が無く寝ていたいと思うほど怠惰な魔王。
その気になれば国の一つ二つ簡単に滅ぼすことは可能なのだが、悪魔族の大半は人間の負の感情が大好物なために人間族を殺めようとする者は許さない。
悪魔のクセに人間に友好的なのはそのせいである。
ハルフェルナを支配しようと思えば可能なほどの実力を持っているが、本人は支配を維持するのが面倒臭く思っているので興味は無い。
老人の姿に化けているが、本来の姿はナマケモノのような悪魔。
名無しの女神と顔見知りである。
スケさん&カクさん
フェネクシーの部下で魔族の中でも最も危険な二人と言われている。
痩せた方が「スケルシャール・アリファルベルド・ハプス・ケイサン」と言いスケさん。
太った方が「カクタス・グリングダーク・エデダクスカク・サーラン」と言いカクさん。
名前が長すぎて覚えられず茜が適当に名前を省略した。
二人して『ドM』な性癖を持つヘンタイ悪魔。
獣王・ライキン(高慢の魔王)
獣王と異名を持つ亜人の魔王。
ライオンのような姿をもつ巨漢。
なんでも力ずくで解決しようとする脳筋。
作戦も突撃と後退の二つしかない。
脳筋のために同じ脳筋の茜とは何かと気が合う。
茜を10人目の愛人にしようとしてアイアンクローの餌食にあった。
愛妻家・恐妻家であり嫁のマリーシャには頭が上がらない様子だった。
息子・ネギトロを凄く可愛がっている。
マリーシャ(ライキンの妻)
ライキンとは同じ種族だがライオンというよりネコに容姿は近い。
この世界でライキンが唯一、大人しく従う女性。
茜を『10番目の愛人』と茜にチクられ激怒しライキンを恐怖のどん底に陥れる。
ネギトロ(ライキンの息子)
不幸にも茜に渾名ではなく本名を付けられて犠牲者第一号。
茜が周りのプレッシャーに負けて適当に言ってしまったことが原因。
ライキン、マリーシャはハルフェルナに無い斬新な響きに魅せられた様だが、現代から来た加奈たちは・・・・・
成長したとき、当人はどう思うのだろうか?・・・・・
ガミラーズ人の子供によって右耳は切り落とされ、頬にも傷が残ってしまった。
この一件は茜の心にも深い傷を負わすことになった。
メアリー・クィーン(サキュバス・色欲の魔王)
茜たちが一番最初に出会った通り名を持つ魔王。
メアリーはサキュバス王家の王女で彼女の下には数百人のサキュバスがいる。
ナイスバディー&扇情的な服装の悪魔。
サキュバスが受胎するには人間を初め優秀な男の精が必要なため人間と敵対することは好まない。
名無しの女神
茜たちをハルフェルナに召喚した張本人。
茜には逆らうことが出来ず、ステータスはMAX、魔法、スキルもありとあらゆる物を与えた。
本来の所有者ではないタナの剣、ロゼのローブまでも強奪を許してしまった。
第1部主人公の碧には優しく、茜には弱いハルフェルナの最高神。
女神アリーナ(嫉妬と戦いの神)
後輩である名無しの女神にハルフェルナの最高神の座を奪われ憎んでいる。
能力や力が劣っているわけではないが心が狭く争いを好む気質を神となったタナ・ロゼに見抜かれていたのかもしれない。
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