第184話 第2部 登場人物紹介1


白田 茜(ガチヒロイン)


第2部の主人公であり彼女こそがガチなバトルヒロイン。

第1部白田 碧の実の妹であり兄を探すために喜んで異世界へ旅立つ。

兄に対する思いは一般の兄妹の関係を超えており少々問題のある子。

なんでも力技で解決する事を得意としているのだが家事、裁縫、料理と無駄に女子力は高い。

本人は一番万能な勇者、次に優秀な賢者・・・・・・などを希望していたのだがクラスメイトに横取りされキレて名無しの女神を恫喝してステータスなどの能力をMAXにしてもらった。

全ての魔法、スキルなども使えるのだが、あまりにも多すぎて本人も何があるのか良く分かっていないためほとんどの能力が無駄と化している。


恫喝の手段は常にアイアンクロー。

アイアンクローを掛ければ何でも解決すると思っている。

タナの剣、ロゼのローブの真の所有者では無いのだが無駄な馬鹿力で使っているだけ。


彼女は裸体どころかパンチラするところでも『聖なる白い光』が肝心な部分はガードする仕様になっている。

なお、設定上、最強なのは彼女です。



雨宮 加奈(魔法使い)


魔法使いとしては並以下のレベルだが、現世界、ハルフェルナで唯一、茜の暴走を止めることが出来る。

茜が素直に聞くのは加奈に対する信頼の証であり、逆らった後に手がつけられない事になるのをよく知っているからでもある。


普段は理知的で冷静なのだがキレると茜より怖いと言われており、多くの魔王や魔族たちからも

「あの女を怒らせるな!」

と言われている。

後に『机叩き』は必殺技と呼ばれ、恐れられる事になる。


名無しの女神から現世界とハルフェルナを行き来できるペンダントを授かった。



早川 詩織(聖女)


茜の友人であり学年一の美少女。

学校でも七海紫音と並ぶ美少女と言われており、その性格は聖女そのものと言われている。

スタイルも抜群で絵に書いたような巨乳を誇っている。

誰にでも心優しくウインレルの王女、聖女・アリアの「民を労わる心」に深く心酔しており、自分もアリアのようになりたいと思っている。

が、この物語は『聖女と勇者は割を食う』のである。



松平 千代(聖騎士)


剣道部所属の茜のクラスメイト。

一部で出てきた黒木則之の後輩であり県でも有数の剣道少女。

子供の頃から則之と同じ剣道場で腕を磨いており則之を慕っている。

正義感も強く則之を探し出すために積極的に茜に協力をする。

茜たちの中では剣に関しては最高の技量を持っている。

剣術スキルMAXを持つ茜でも千代の長年培ってきた経験の前では互角に持ち込むのがやっとである。




織田 吉法(勇者)


調子に乗ってノリだけで勇者を選んでしまった典型的なダメ勇者兼茜のオモチャ。

『封印』だけは勇者しか使えないためハルフェルナに転移する度に本人の意思は無視され強制的にハルフェルナに連れてこられる事になる。

口癖は「早く帰りたい」



平内 源賀(錬金術師)


影が薄く苛められっ子体質の気弱な少年。

史上初めてMP回復ポーションの製作に成功した。

他にもハイ・ポーション、アンチポイズン・ポーション、アンチパラライズ・ポーションなども彼によってもたらされた。

実は最もハルフェルナに貢献しているのは平内なのかもしれない。

茜が転移する度に必ず参加している。

それは茜に対する・・・・・・

 

碧たちも平内が残した功績に多いに助けられるのであった。




その他の巻き込まれたクラスメイト



小松 理紗(賢者)


茜とは犬猿の仲の女子。

緑山将太が大好きで仲の良い茜を敵視している。

彼女が賢者を選んだのも茜に対する嫌がらせなのかもしれない。

     

明石 秀光(剣聖)


ほとんど活躍の場もなく真っ先に現代へ戻った少年。

     

藤吉 秀吉(魔法剣士)


茜たちとは別行動が多かったがファイレル城の周りを荒らす騎士団と共にモンスターの討伐に精を出した。   


氷室 桃花(僧侶)

 

茜が唯一、巻き込んでしまった事を申し訳ないと心から思った少女。

大人しく目立つ事を極度に嫌う心優しい少女。

茜たちと別行動をとっていたときファイレルの怪我人、病人達を無償で治していた。

理沙と共に聖女ではないが聖女と呼ばれていた。




ファイレル王国



アルファ・ファイレル第一王子


茜にいきなりチャームの魔法を掛けハルフェルナでのアイアンクローの犠牲者第一号。

冒険者ではないためSランク冒険者ではないがハルフェルナの誰もが知っている剣豪の一人。

正義感が強く民を護るために何度もファイレル国内の魔王討伐に赴くが一度たりとも討伐に成功はした事は無い。

が、魔王の強さを知っている国民は誰一人アルファを攻める事は無かった。 

後にアリア王女と結婚しウインレルの王となる。


グレーコ・ファイレル国王


現ファイレル国の国王。

若い頃は『白銀』の異名を取るハルフェルナでも名の知れた強者であった。

国民が安全に健やかに暮らせる事を常に念頭においている心優しい国王。


ベルファ・ファイレル第二王子


アルファの弟であり現皇太子のちのファイレル国王である。

武芸に優れた兄とは異なり学問に優れた弟であり、夢は兄が国王になったとき宰相として仕えるのが夢だった。


オットー・マストン


ファイレル国の宰相。

元はロゼ教の大神官だったがグレーコに請われ宰相になった。

アルファやベルファのみならずグレーコの若い頃の先生でもある。

国王一家から信頼の厚い人物である。



ウインレル王国



アリア・ウインレル


当代随一の聖女でありウインレル王国の王女。

アルファ・ファイレルの婚約者でもある。

聖女としての力は転移・ギフトで聖女となった詩織を遥かに凌ぎ、年の大半を国民への奉仕として国を回り病人、怪我人を慰問している。

その行いに茜をはじめ転移してきたクラスメイトは心を打たれた。

が、その優しい心が物語では詳しく語られることの無い悲劇を産む。


エドワード・ウインレル5世国王


アリアの父でありウインレルの現国王。

グレーコと同じく若いころは武勇を馳せ『黄金』と言われていた。

娘アリアとアルファが婚姻を結び、アルファが自分の息子になる事を心の底から喜んだ。

王とは思えないほど気さくな国王。


レイラン


ウインレル王国の宰相。

『東のマストン、西のレイラン』と言われている。

二人は対立していると思われているが、お互い悪口しか言わないが当代随一の傑物同士、考えていることが分かるようで内心は尊敬しあっている。

王二人も同じなのだが、この二人がいるおかげでウインレル、ファイレルはけして深刻な対立はする事は無かった。




ウオレル王国



アクア・ウオレル王女


武勇に優れた王女。

常に戦の先頭に立ち兵士達から熱狂的な支持を受ける騎士であり将軍であり戦術・戦略家。

この時代『姫騎士』といえばアクアを指す言葉であった。

が、プライドが高く嫉妬心、敵愾心が異常に強い。

彼女のプライドが低ければ、この時代の動乱は無かったかもしれないし、人間と魔族・亜人の相互理解は無かったかもしれない。



カイト・ウオレル国王


野心とプライドだけは高い王。

極端な差別主義者。

彼の頭の中は亜人=奴隷としか思っていない人物。


宰相・ニッケルメッヒ


ウオレルを間違った方向へ導いた男。

正体は憎しみと対立を生むために地上界へやってきた『嫉妬と戦いの女神・アリーナ』

全ての諸悪の根源。


ちなみに第1部で脈らもなく出てきた

「フフフフフ」

と言う笑い声の正体。

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