第45話 ガルメニア国王フェルナンド3世
「フフフフフ」
どうやらサンジョウ侵攻作戦、ダイワ殲滅作戦とも成功した。
これでイズモニア征服計画も上手くいくであろう。
鈴木、星野、山中の3人は騎士の位をを授ける事にしよう。
それに引き換え、他の連中は使い物にならん。
特に勇者の赤城は余に意見ばかり言いハルフェルナ統一に文句ばかり言う。
そろそろ頃合かもしれない。
使えない者は処分しておこう。
普通に殺すのは勿体ない。
呪いのアイテムを装備させ他の国へ追放するとしよう。
イズモニアを征服するための時間稼ぎにはなるだろう。
イズモニアは3大大国で一番古い歴史を持っている宗教国なのだが、ただ古いだけで他国の色々な慣習にまで口を出してくる老害というような年寄り国家に過ぎない。
時代は変わったのだよ!皇王ダニアス!!
これからは力のある者がハルフェルナをリードしていくのだよ。
その力とは宗教などでは無い。
絶対的な力だ!
皇王ダニアスよ、お前の唱える『魔族との共生』など今さら出来るわけがない。
ヌルイ!ヌルイ! 生ぬるいのだよ。
神話にもある魔神の時代から人類がどれほど苦しめられていたと思う。
どれだけの人間が魔族に殺されたと思っているのだ。
奴らとはどちらかの種族が滅びるまで終わらないのだ。
皇王ダニアスよ。
お前、いや、イズモニアが目障りなのだ。
魔族どころか、お前は亜人さえも認め混乱を起こしたではないか。
亜人などが人類社会へ入り込み、たいした義務も果たさず権利だけを主張しはじめたではないか。
亜人との混血などおぞましい。
魔族や亜人などに慈愛、博愛なぞ不必要だ。
人類こそが至高で穢れなき存在なのだ。
そう、人類こそが至高で穢れなき存在なのだ。
お前が秘密裏に
お前こそが人類の裏切り者だ。
くだらない事をホザクお前も魔族、亜人と同じなのだ。
くだらない事を掲げるイズモニアは滅ぼさなくてはならない国であり宗教なのだ。
さぁ、滅びるが良い。邪教国・イズモニアよ。
フェルナンドの瞳が赤く染まっているのを当人は知る由もなかった。
「フフフフフ 踊りなさい」
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