「楽園試験」 (SF)
「楽園試験」
この作品はSF小説が好きな方は、すぐに気づく要素から展開されてます。つまりフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」における、人間とレプリカントを見分ける要素です。
この短編の着想は、問答、対話というものを叙述トリックに近い要素を含めて、なんとかうまく捻れないかな、というところからです。
あまりプロットや展開を想定せずに書いたので、一番最後の血の色に関する問答、その後にある解答は、書いていく中で発想しました。
この短編は極端に世界描写を削る必要があり、また問答の中でも、世界観や問答をする二人の立場の描写が極めて困難で、苦労しました。
ちなみに作中の判定法の名前は、ディックを意識しつつ、名称はほとんど適当に作りました。「イトー」は伊藤計劃、「カンバ」は神林長平、この二人の名前から適当に引っ張りました。どちらの作家も好きな作家です。
書き上げてみると、最後の捻りをもう少し強力にできそうですが、いい案が浮かばず、このままになりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます