面白いです
ピースリアンとの交流の中で生物の生死や文化の違いを想像以上力豊かに書いてあるのがとてもおもしろいですし、勉強になります。
ちょいとネタバレかもしれませんが…物語のはじめの頃に蚊に対してピースリアンが震えるところ、アリを避けて歩くジャイナ教の人たちに似ていますね。そういう価値観というか生物観、子どもの頃に「相手にも心や意識があるのではないか」という気付きとともに、急に「お魚が可愛そう」と焼き魚なんかを食べなくなるあの時期のことを思い出しました。
今では何とも思わないのですが、そういった生物の生死に関する倫理観というか生命観というのは、自分の中で確立されているように思えて実はとてもあやふやなものなのかもしれないですね