「お兄チャン！聞いテ！アタシ、言われたノ！『キミが笑ってると楽しい気分になる』っテ！」

「よくやったな！」

「ええ！あの子、笑うことを忘れない大人になれるワ！」

ポカンとして会話をきいています。

「おと、な？」

「オレたちはおととさまのおてつだいが仕事だ。ノルマなんてないが、いっぱいおかしをもらえるってことはしんらいのあかしなんだ」

「人間の子どもと向き合うにはコンキがいるんだゼ！こっちもシンケンだからナ！」

小さなゾンビハウンドのめのいろがかわっていきます。

「弱虫や泣き虫のままじゃできねぇよ」

「泣いてるやつにおかしくれるか？」

「笑エ！笑わせロ！ホンキで！」

小さなゾンビハウンドは歓喜にふるえます。

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