償いは異世界で(タイトル仮)

Aube

追いかけっこ

「おいこら!!!!逃がすかァ!!!!」

「またんかい、ゴラァ!!!生きて返すかァ!!」


夜の街に怒声が飛ぶなか女は猫ようなステップで

人混みをすり抜けながら路地へ向かっていく。

それを、上から見物してる影が1つ。


「へぇ、アイツか。なかなかの逃げ足じゃん。

ただ、そっちは悪手だぜ嬢ちゃん。」


「やれやれ、いくか。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「どうやら、撒いたようね。それにしてもあいつらほんとしつこいわね!いくら私が魅力的だからって」

「いやそれはないな。だってお前貧乳じゃ~ん」


すぐ後ろから男の声がした。

なっ、こいついつの間に、、、やばい見つかった。

こうなったらもう一度撒いて


「まぁ、待てよ。慌てんな。

この俺に依頼がくるくらいだ、お前なに…」


逃げようとした瞬間首を掴まれた。やばい殺される。

なんとかして逃げないと!!

ㅤその時視界の隅に小さな袋が見えた。私はそれを男に向かって投げつけた。


「うわっ、テメェ!なんだこれ!?」


投げた際上手く袋が破れたようで中に入ってた粉が男に直撃した。そのスキに私は逃げ出し路地をぬけた。


しかし直ぐに腕を掴まれてしまった。


「離して!離しなさいよ!」


必死に抵抗するが男はビクともしない。


「だから、待てって。すぐに終わるから。」

「はぁ!?なにがおわるのよ!!?」


その瞬間なぜだか知らないがトラックが突っ込んできて目の前が真っ暗になった。

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償いは異世界で(タイトル仮) Aube @Cako

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