AMAと雪の城急
@jokyu
第1章 「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」
自称大手が西日本全体を凍らせる。
踏切で黒塗りの高級車が立ち往生。
列車はブレーキをかけたが、線路が凍ってるので滑って止まらない。
列車が止まれずに黒塗りの高級車に追突。
車の主「オイゴラァ!!!免許もってんのか!!!」
列車の運転士「持ってますよ!!!甲種電気車運転免許!!!」
なんとか車を撤去して運行再開!
しかし、車両が凍り付いて動かない!
乗客「遅刻するから~ドアを開けて~早く降ろせ~どうして開かないの~」
乗客「なにしてんだ!早く降ろせ!あくしろよ!」
車掌「皆様にお知らせ致します。外は吹雪で、大変危険です!車内でアイスティーを用意しております。良ければご利用ください。」
相次ぐ乗客の苦情に困り果てる乗務員たち。
すると、自称大手から城急本社に連絡が!
自称大手「お前らの確認不足だよ!」
ますます困り果てる城急社員たちだった。
作業員「教えてよ。ドアが開くか?」
車掌「開かない!」
作業員「僕と同じじゃないか!」
車掌&作業員「私たちはよく似てるねー!あっ!また揃った!」
城急はすぐにバス会社へと振替輸送を要請。
しかし、関西周辺のバス会社は大雪で動けなかったため、関東の相蔵バス・関中バス・三鷹原バスの三社が振替輸送を行うこととなった。
ただ、関東から関西へ来るにはかなり時間を要する。
そのため、車内で何時間も待たされた乗客たちがついに暴走!
怒り狂う乗客たちは乗務員室に乱入し始める。
危機を感じた運転士と車掌は乗務員扉を破壊して列車から脱走!
運転士&車掌「少しも寒くないわ」
続いて、唐崎貴滋率いる乗客たちも窓とドアを破壊して列車から脱出!
乗客「窓もドアも開いて~る。なんて久しぶ~りなの。」
運転士と車掌は凍り付いた線路を必死に駆ける。
運転士「全部凍ってる!」
車掌「変えるなら南の国に変えてほしかったな」
運転士&乗客「そうだな」
やっと駅に辿り着いた運転士と車掌は追ってくる乗客たちを見て呆然とした。
運転士&車掌「なんて多いんだ・・・」
すると自称大手から駅に連絡が!
自称大手「凍りつかせたやつはまだ分からんのか!」
駅長「お前がやったんだろう!すべて分かってるんだ!」
乗客たち「そうだ!そうだ!西日本を元に戻せ!」
自称大手「でも戻し方が分からない!」
運転士&車掌&駅長&乗客たち「分からないで済まされると思ってんのかゴルァ!」
運転士&車掌&駅長「皆様、長時間車内でお待たせさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした!」
乗客「お前らも許さん!駅長室をぶっ壊ーす!」
怒り狂う乗客たちは駅長室を破壊、そして駅に放火した。
運転士と車掌、駅長は乗客たちに拉致され、隣の駅まで歩かされることになった。
運転士、車掌、駅長、乗客がやっと隣の駅に辿り着いた頃、救援に来た相蔵バス・関中バス・三鷹原バスの三社は凍り付いた浜名湖を渡っていた。
相蔵「まさかここまでひどいとは思わなかったな。」
関中「これじゃどこまでが浜名湖か分からんな。」
三鷹原「安倍川を越えたとたんに雪原になったな。」
相蔵バス・関中バス・三鷹原バスの三社は必死に雪原を走り続けたが、伊勢湾上でついに力尽きた。
三社「くそっ、もう燃料がない!」
すると、自称大手率いる軍隊が到着。
相蔵バス・関中バス・三鷹原バスの三社は戦車と軍用機で囲み込まれてしまった。
自称大手「放て!」
自称大手の軍隊は三社に向かって発砲し始めた。
まずは三鷹原が彼等の的になるが、三鷹原は防弾と言うこともありびくともしない。
関中と相蔵は、次なる的はどちらかと怯えていた。
そこで、横須賀新港からこちらに向かっていた相川の空母から発艦した飛行機がが軍隊を襲った。
その頃、相蔵バス本社では・・・
浜名湖の運転手「だめです!急いでください!」
本社「わかっている・・・状況はわかっている。いま、相川グループの東京支社にバスを向かわせた。東京支社から相川のシムコらが来るぞ。それまで…持て。」
社員の一人「このままじゃ全滅してしまう・・・そうだ!水素ミサイルを用意しよう!」
社員の一人は仲間を集めて水素ミサイルを用意、伊勢湾に向けて発射した。
数分後、水素ミサイルは氷河と化した伊勢湾に着弾!自称大手の戦車は沈んでいった。
しかし、被害を受けたのは自称大手側だけではなかった。
関中バス「なんて強い爆風なんだ」
相蔵バス「バスが沈んでいく・・・」
三鷹原バス「アッー!」
ついに三社のバスも沈み始めた。
ただ、水素ミサイルの被害を受けていない自称大手の軍用機は無傷。軍用機は三社に発砲を続ける。
またもや絶体絶命!と思われたその時、相川の空母が到着。
相川は水素ミサイルで軍用機を撃ち落とし始めた。
シムコも自称大手軍を不審者と判断し、ビデオで録画した。
自称大手軍が1機残らず逃げ去ると、相川は三社のバスと乗務員を引き上げて空母に乗せた。
相川「うわぁ・・・これはたまげたなぁ。このままでは代行バスとして使うことが困難だ。」
三社のバスが使用不能に陥ったことを確認した相川は、そりを使うことにした。
相川「この雪ではバスよりもそりの方が適している。伊勢湾を渡り切ったらそりで移動するぞ!」
三鷹原「このバスはどうするんだ!置いていくのか?」
相川「このそりはバスも載せることができるんだ!」
関中「バス載せられんのかいw」
バスをそりに載せると、相川の相棒である鹿がそりを引き始めた。
しばらくの間走り続けると、大雪の鈴鹿峠にたどり着いた。
四社「すごい雪だなぁ」
すると、甲武急行の社長が鈴鹿峠を下ってくるのが見えた。
相川「甲武急行さーん、どうしたんですかー?」
甲武急行「城急霊仙寺駅の駅長と運転士・車掌が乗客たちに拉致されたのを知らせに来たんだ。」
相蔵(どういうルートだよこれ。いまはそんなこと考えている場合などでは無いけど細かいことが気になってしまうのが僕の悪い癖)
関中「そうなんだ!僕らも今から…!?」
四社「拉致られた!?」
甲武急行「そうなんですよ!乗客らが拉致ったと先程連絡が…」
四社「連絡ってどこから?」
不安が込み上げる四社に、甲武急行の社長は落ち着いた口調で話しを始めた。
甲武急行「いやぁ、城急全線制覇しようとして乗ったはいいけど凍りついていてさぁ…たまげたよなぁ。黒塗りの車にぶつかるし。」
相川「じゃあ、社長さんは…事故った編成に乗ってたんですか?」
甲武急行「そういうことだね。」
一同の不安が少しずつほぐれていき、相蔵が口を開いた。
相蔵「甲武さん、じゃあ、一緒に行きませんか?霊仙寺に」
甲武急行「じゃあ…付いていk」
相蔵「よろしゃーす!」
相蔵の空気の読めない言動に凍りついた()一同だが、甲武急行がそりに乗ると、相蔵の言動など無かったかのように相川がそりを進めた。
その頃、霊仙寺駅では駅長室の火が大きくなり、たまたま列車に乗り合わせていた城急の社員が火消しをしていた。
乾燥していることもあり、火は大きくなっていたが、たまたま列車に乗り合わせていた消防士がうまく火を消した。
この時点で、乗客は【過激派】と、【温厚派】に二分されていた。
また、城急草津駅では過激派の乗客たちと霊仙寺駅から歩かされた駅長・運転士・車掌が言い争っていた。
駅長「駅長室を破壊した上に放火するとは・・・この後どうなっても知りませんよ!」
車掌「電車も壊されたし、私らを拉致して3㎞も歩かせるなんて・・・」
過激派の乗客「うるさい!お前らが早く電車から降ろさなかったのが原因だろうが!」
運転士「外はあんな吹雪ですよ!あんな状態でお客様を安全にご案内できると思っていらっしゃるんですか!?」
過激派の乗客「黙れ!お前らの存在自体が環境型セクハラだ!早くこの世から消え去れ!」
過激派の乗客たちは、駅長・運転士・車掌に殴りかかった。
この様子を見た甲武急行社長の知り合いは、急いで甲武急行の社長に連絡した。
甲武急行の知り合い「大変だ!城急草津で殴り合いの喧嘩が起こってる!」
甲武急行「えっ!?」
甲武急行の知り合い「拉致された城急の駅長たちと過激派の奴らが口論の末に、殴り合いに発展したんだ!」
甲武急行「それは大変だ!急いで城急草津に向かうよ!」
甲武急行は、四社に城急草津駅へ向かう旨を伝えた。
相蔵「なぜ城急草津に?」
甲武急行「実は拉致された駅長たちと乗客たちが殴り合っているらしい。」
相川「それは大変!急いで城急草津に行こう!」
それから1時間後、ついに五社は城急草津駅に到着した。
相蔵「何やってるんだ!喧嘩は辞めろよ!」
過激派の乗客「うるさい鼻たれ小僧!お前らもぶん殴ってやる!」
相川「相蔵、ちょっとどいてくれ」
相川社員の勇ましさは、後ろにいた駅長でさえも目が点になっていた。
相川「ゴルァ!テメェ!いい加減にしろ!」
襟をつかんだ相川は、過激派の乗客の顔を殴りかかろうとしていた。
関中「やめロッテ!そんなことしていいのか?なあ!」
温厚派の乗客は呆れた顔をしているが、内心とんでもないと思っているのだろう。
相蔵バス社員の制服をみて気づいたのはバスオタの過激派だった。
過激派バスオタ(関東のバス会社だ…)
過激派バスオタ(はるばる草津まで…関中…それに相川と甲武急行も?!)
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