第2話 物理教師は村に泊まる
兼子先生、高城先生、耶麻口先生が起き、激しく動揺していたが十五時二五分ぐらいになって混乱が収まった。話し合いにより西(仮)に行くことにした。何故西(仮)が分かるのかというとまず時計を水平にして短針を太陽の方に向ける。十二時の所と短針の丁度の中間の所が南か北である。太陽の方が南。(仮)は地球の法則が合ってると限らないからだ。
一時間歩いたところで村があり、後に聞いた話だがカルネ村というらしい。
スマホの電池も無くなって、灯りがないと危険な気がするのでこの村に泊めてもらおうということになったので村長らしき家に尋ねてみることにした。
そうしたら若い女性が出てきた。
「すいませーん」
[なんで御座いましょうか?」
「泊めて貰いたいのですが」
[いえいえ、貴族様 此処には汚い家しか御座いません」
「貴族?ではないのですが」貴族って中世かよと思ったが無視した
[そうだったのですか・・・・でもそのようなお服偉い方でしょう?」
ここはどうするべきか…耶麻口先生が
「もらったんですよ」
[?そうなのですか」
[分かりました、余っている家に招待いたしましょう」
意外にいい感じな家だった。
[干し草を右の小屋からご自由にお取り下さい」
干し草とはふざけているのかと思ったがいたって真面目な顔だった。右の小屋から干し草を取りに行こうとして、ふと空を見たら月が二つあった。
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