第48話 後書き
これにて、この
この作品は2009年の日本SF新人賞に応募するために書いた物を、加筆修正してアルファポリスで連載した物を、さらに加筆修正したものです。
もう少し書き加えたかったのですが、これ以上入れると作品全体の雰囲気を壊しかねないので、ここまでとしました。
ワームホールを使った話を書こうと思ったのは、2000年頃にとある小説コンテストで最優秀賞を頂いた事がきっかけでした。
その時に書いた小説を書くのにワームホールの事を調べて書いたので、ワームホールを使って二匹目のドジョウを狙った……というわけではないのですが、短編というより、そのコンテストはプロ作家の書いた小説の続きを書くというものだったのです。
だから、思い通りに書けなかったのですね。
ワームホールを使って、もっと面白い物を書いてみたい。そう思い、ワームホールの圧潰によって引き離された家族が、再会するまでの冒険ストーリーを書いてみることにしました。
そうして出来上がったのが『時空穿孔船リゲタネル』だったわけです。
最初の予定とは、かなり違う話になってしまいましたが、物語の核となる父と娘の再会は最後に果たすことができました。
時空穿孔船リゲタネル 津嶋朋靖 @matsunokiyama827
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