第6話~クリスマスイブっていつだっけ

友人達も驚くありえない展開に突入。

世間ではクリスマスを控え、今度一緒に二人で食事をしようということになった。


場所は渋谷。

しかもクリスマスイブ


俺「イブっていつだっけ・・・」

と慌ててケータイのカレンダーを開く俺に


『おいおい、大丈夫かよ・・・』


と、その場にいた全員が突っ込む。


渋谷なんて完全にAwayだよ(元ネタ:電車男)


忘年会の夜は酒と話に夢中になり、その場にいたメンバーの全員が、終電のことなどすっかり忘れていた。


慌てて帰る仕度をして店を出る。


最寄の駅にはいくつかの地下鉄の路線が乗り入れていたが、携帯等を使用し各自家に帰る手段を検討するも、とき既に遅し。殆どの電車が終電の時刻を過ぎていた。


メンバーの一部はどこかに消え、俺と彼女とそしてもう一人の参加者(男)が残った。


三人とも同じ方面で帰る電車を探していた。


彼女「どうしようか。3人じゃラブホとか入れてもらえないだろうし」


その言葉に唖然とする。

いや、物事には順序というものが・・・

まだデートすらしてないじゃん。


なんと言えばいいのかわからず流れるまま、とりあえず駅へと急いだ。そこに着いてから、何本も地下鉄の路線が乗り入れる広い構内を、あっちへこっちへと走り回る。


駅員の『~方面行き、終電でーす。急いでくださいー!』という声が響く。


三人で急いで相談した結果、「電車に乗り、帰れるところまで帰ろう」ということになり、終電に飛び乗った。


彼女はJRが乗り入れる都内の駅で先に降り、俺ともう一人は私鉄が乗り入れる都内の駅で降りた。


それから俺は地元近くのJRが乗り入れてる駅まで電車に乗り、そこから自宅まで歩いて帰った。


30分以上かかったと思うが彼女とずっと電話していたので、気づくといつの間にか家に帰り着いていた。


————————————————


冒険でしょ でしょ ほんとが うそに変わる世界で (元ネタ:涼宮ハルヒの憂鬱)

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