恋愛と結婚と幸せ~百合百合~
一ノ瀬 彩音
第1話 恋人から結婚、そして幸せ
私はとあるお城の王女をさせて頂いているというか、
しているというか、そういう感じです。
それにしても王女っていうのは退屈というか、
お暇というかつまらないです。
王女というのは名だけで私はそんな大したことを
しているわけじゃない。
私がいてもいなくてもお城の中の事はきちんとしているし、
私なんかよりしっかりとしている人は沢山います。
そんな中で私は謁見の間の玉座に座っているのですが、
謁見の間の一人の女団長が来ているのです。
私のお名前はアイラ・イルサで年齢27歳、王女です。
女団長のお名前はミルサ・ミルムで年齢27歳。
私と女団長は同い年で特に接点もないのですが、
そこまで親しい仲でもないです。
ミルサ・ミルムが私の近くまで来てとんでもない事を
言ってくるのでした。
「アイラ・イルサ王女、私とお付き合いをして下さい」
「お付き合いって恋人の事ですよね」
「はい、そうです」
「身分の違いをわからないなんてお馬鹿さんね」
「それはわかっていますけど、それでもお付き合いというか
恋人になって下さい」
「嫌ですっ、お断り致します」
「アイラ・イルサ王女、そこをなんとかお願い致します」
「しつこいですよ、無理なものは無理です」
「そうですか、わかりました」
ミルサ・ミルムは剣を抜くと自らの首元に剣先を当てていて
今にも自害しそうな雰囲気でした。
そんな私は止める事にするのですが、なんともいいようにされて
いるような気がして嫌ですけど、仕方がないという感じです。
「おやめなさい、ミルサ・ミルム、死んでは私とも恋愛を出来ませんよ」
女団長であるミルサ・ミルムは自害しようとしていた所を私が
止めた事によって剣をおさめてくれたようです。
「あのですね、ミルサ・ミルムとお付き合いというか恋人に
なってあげるので恋愛をしましょう」
「ほ、本当ですか!?」
「本当です、嘘を言うわけないでしょ」
「はい、わかりました」
結局、私と女団長であるミルサ・ミルムと恋人になったのです。
お互い呼ぶ時は私はミルサと呼んで、ミルサはアイラと呼ぶ事になったのです。
それからというもの、私とミルサはお城の中ではイチャイチャしていても
周りからはなんとも言われないし、好きにやっているので嬉しいというか、
楽しいというか、私にはよくわかりません。
そんな中でミルサが私にキスしてくるのですけど、そのキスが甘くて蕩けるような
感じでとても居心地がいいキスでした。
キスというのはとても素晴らしい事で私には初体験なので嬉しかったというのも
あるので良かったです。
そして、私もミルサにキスしてあげるとミルサは喜んでくれて嬉しい気持ちになる。
その後、私とミルサは恋人以上の関係となりまして……………………。
それから月日が流れると、私とミルサは結婚していてとても幸せなお時間を
満喫しています。
その幸せもミルサと恋人になっていなければ得られることはなかったでしょうね。
本当にミルサには感謝しなければいけないですよね。
「ミルサ、愛しております」
「アイラ、私も愛しています」
二人はキスを交わしていると、とても幸せそうな時間を過ごしていて
誰も二人の世界には近づけない。
これから私もミルサも愛し合って幸せに暮らしていくことでしょう。
恋愛と結婚と幸せ~百合百合~ 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019
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