リビングで寛ぐ娘達が居た、


姉の今日子、妹の明日香、その二人の前にあるテーブルに洋一は段ボールを置いた。




姉の今日子が除きこむ。


「なーに、お父さんそれ?」






妹の明日香は小さくて除き込めないで居た。


「わたしもーみたいー。」






「ちょっと待ってなさい。」


洋一が段ボールから仔犬を出す。






「クゥーン。」






「わあー犬だー、ちっちゃあい。」




「わあー。」






娘達が仔犬に触る、仔犬は小さく震えながら匂いを嗅ぐ、時折プシュッと鼻を鳴らした。






姉の今日子は小学六年生、直ぐに洋一の犬の抱きかたを真似て抱っこし始めた。






妹の明日香、小学一年生も、姉が仔犬を抱っこするのを見て、わたしもと言い出した。

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