六つ
『失敗して、それで死ぬの?』
これはバイト先の先輩が言ってくれた言葉です。
その方は私より30年くらい長く人生を歩んでいて、よく学ばしてもらってますが、この言葉は特に響きました。
短くズバッとした言葉ですが、当時の自分には劇薬…なんて言えそうなくらいハッと気づくことが出来ました。
それは今考えては何かちっぽけだなって思い返せるレベルの事なのですが、実車の練習でずっと悩んでいました。
バイトをかけ持ちしながら通っていたので、中々週に2回ほど…行けない日もあって、まったく上達しないでいました。
練習を重ねても一向に上手くいかなく、先生も自分も何だか可哀想でした。
それでちょっとバイトの時によくお世話になっている主婦さんに相談しました。
「そろそろ上手くなるかなって思ったんですけど、全然ダメでもう私運転しない方がいいのかな…」
といったようなことプラス試験も受からない…とマイナスになっていました。
ですが、その時「うん、それで?試験落ちたからって死ぬの?」という事を言われて「あっ…」ってなりました。
その後に続いてまたすればいいとか、上手くなるのよとか言ってくれて背中を押してくれました。
確かに、何かにぶつかって失敗やミスをして嫌になっても、怪我とか精神的に追い詰められてなければ、死にはしません。
だからこれからなんだか自信が無いことにぶつかれば、いや、これで死ぬ訳では無いんだから!ってあまり自分を責める感じて捉えないようにしたらいいかなと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます