1話完結の怖い話をまとめた作品。怖い話って大体オチがつくものだと認識してましたがこの作品を読んでその認識は変わりました。
オチというのは、家に帰ったら自分の足に握られた様な手の跡が! 何気に天井を見上げたらさっきまで自分を追いかけてきた女の人がいた! その後彼らの姿を見たものはいない……などです。
この作品はそう言うのはなくて読んでいて「あれ?」「なんかおかしい?」「よく考えたらそれ不味いよね」そういった違和感を感じつつ読み進めていったのですが、この感じこそが怖い話じゃないかなって思いました。
日常生活に密接した話なので物凄く怖い!じゃなくてじわじわ侵食していくような怖さを味わえると思います。
この感じ是非味わって欲しいです。