くものいと
アドミラル筧
第1話 「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)
皆さんがテレビをご覧になる時はCMまでちゃんと見ていますか?
少し古いCMですが武蔵川親方(第67代横綱武蔵丸)が出演していた「家庭教師ネットワーク」のCMはご覧になってないでしょうか。
「東大に入るより横綱になるほうが難しいんだよ」
自分には中々インパクトのある言葉に聞こえました。「確かに…」と。ただ同時に「家庭教師ネットワーク」がそういった事を言い出すのはどういった目的があるのかを考えてしまいます。
「身体をいくら鍛えても横綱になることは難しいから、頭を鍛えて東大に行こう」
といったことでしょうか。でも、あのCMをよく見てみると武蔵川親方がしゃべっている時の画面の片隅に小さく、
「個人の感想です。」
といった、まるで健康食品や健康器具のCMの様な「但し書き」が添えられていることに気付きます。途端に「一体何を言いたいのか」の状況になってしまうのは自分だけでしょうか。
一方、公文教育研究会には野村萬斎さんが暫く前から出演されていますが、そちらはご覧になられているでしょうか。当初は、
「やっててよかった。私も、うちの子たちも。 公文OB 野村萬斎」
と、萬斎さんお一人での出演でしたが、その後長男の裕基さんと2人で、最近は長女の彩也子さんも加わって3人でのCMとなり、
「親も、子も、やっててよかった、公文式! 公文OB 野村萬斎 公文OG 野村彩也子 公文OB 野村裕基」
の文字が画面に並びます。こちらは武蔵川親方の様な
「東大に入るより能楽師になるほうが難しいんだよ」
といった言葉が無いのですが、そうなると公文式をやるに当たって野村萬斎親子が公文のOB・OGであることで何か利点があるのでしょうか。自分は公文が彼らを起用する目的というものを理解しかねています。
そこで新刊ですが、角界、能楽界そして教育界など多岐に渡る分野での詳細な検証を元に、CM制作の裏側を明らかにしました。
「公文の意図」
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自分は、NHK連続テレビ小説「あぐり」で野村萬斎さんの存在を初めて知ったのですが、飄々とした演技が今でも記憶にあります。そういった意味でCMに起用することはあるのかもしれませんが、公文のCMで「飄々」感は関係ない様に思います。
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