ラブライブ/TVアニメシリーズ
期待以上に良かった。
廃校の危機にある高校を救うために女子高生たちが奮闘するという、昔のあだち充のスポーツ漫画っぽいところが馴染みやすい。
この作品世界には、スクールアイドルという存在がある。高校内で部活動としてアイドルをやり、それが一般的にも人気を得ているという世界設定だ。
スクールアイドルで人気を得たら入学希望者が増え、廃校の危機は免れるのではないかと考えた主人公は校内にアイドル部の設立を目論む。
さまざまな障害や友情などが描かれる。基礎体力やダンスのスキルを高めるためのトレーニングも描かれていて、この辺もスポーツ漫画っぽさがある。
ネタバレにならないように曖昧に書くが、この物語のポイントは二つあり、一つ目は最初の目的への少女たちの奮闘。二つ目は、その後の彼女たちだ。
それぞれの生き方の違いでグループに亀裂が走る。彼女たちはこのままそれぞれの道を行くのか。そこはここでは書かないでおく。
私がもっとも感動したのは、ダスティン・ホフマン主演の『卒業』で有名なパターンを、この作品で見事に後味よく再現してみせたところだ。
『卒業』パターンは劇的だが、その陰では、奪いさられた何の罪もない花婿が傷つくという後味の悪いものである。
しかし、この作品ではそういう後味の悪さがなく、劇的な効果のみを素直に味わえる。
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