冷たい夜

窓の外には月の微かな灯に暗い景色

ただの冬の夜だ

だけどそこにはたくさんのものが詰まっている

切なさ 悲しさ 愛しさ 寂しさ 孤独 優しさ 温かさ 憂いーー

冷たい窓に手を当てそれらを感じ取る

今の私の感情と共にそれらを増大させる


はあー…

自然と吐き出したその息に要らない感情も吐き出しお別れする

だけどなんとなく残しておきたくて

曇った窓を指でなぞる


きっと朝には消えているだろう

だけどそれでいい それがいい

明日はまた新しい一日の始まりだ

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