ただ戯れ合うだけの会話文
@chauchau
第1話 鶴の勝手な恩返し
「こんばんは、先日助けて頂いた鶴です」
「間に合ってます」
「待ってお願い閉めないで! 話を聞いて!!」
「(ガチャ」
「鍵かけたな貴様! 開けろ! 開けないとこの扉を爆破するぞ!!」
「鶴なんて助けてません」
「それは貴方が忘れているだけです」
「いや、だって俺……、羽毛アレルギーだし」
「マジカヨ」
「うん」
「……」
「……」
「いいから、開けろ!! 何のために人に化けて来てやったと思っているんだ!!」
「本当に勘弁してください。ほら、隣の人とかどうですか。あの人確か猫耳好きって言ってたし」
「鶴だって言ってんだろうが! 猫要素なんて持ってないわ!」
「もしもし警察ですか」
「あッ! 通報する!? 普通こんな美少女が夜分遅くにやってきて男として警察を頼るとか、うわもう来たッッ!!」
「日本の警察は頼りになるぅ」
「くそッ! 覚えてろよ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます