久しぶりに、友達の洋子に会っう。






私の家の最寄り駅にある、喫茶店(マッカローニ)で待ち合わせした。






私は、先に着き窓側の席へ座った、店員が注文をとりに来たので。


「あ、とりあえずアイスコーヒー…後、もう一人来ます。」








「はい、かしこまりました。」








ぼんやり、外を眺める、


手を繋ぐ若いカップル、


やたらハンカチで汗を拭くサラリーマン、


親子にしか見えない男女が手を繋いで歩く。






「ふー。」






なんだか溜め息が出た、みんなが幸せそうに見える……






外から私に向けて手を振る人がいる、洋子だ…何か話しているけど、窓が邪魔して聞こえない。






カランコロン。






「ちょっとー返事しなさいよ、奈緒美ー。」






「あ、ごめん、でもね全然聞こえなくて…」






「あら、そうなの?」






洋子が椅子に座ると、私が注文したアイスコーヒーが来た。






「お待たせしました。」






「あ、私も同じものを。」






「はい、かしこまりました。」






「洋子、久しぶり。」






「本当に、久しぶりねー約一年かな?」






「多分…元気だった?」






「私は、元気よ奈緒美は?


色々あったんじゃないの、妊娠して仕事やめたんでしょう。」

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