次の日。
直子が家に遊びに来てくれた。
本当にタイミングが良い、まだ直木くんの話はしていないのに…
これが親友と言うものなのだろうか?
今日はパートは休みで、元気を送り出して家でのんびりしていた、
週に三日程しかパートには行ってないので大概は家に居るのだけれど。
「どうしたの、急に。」
荷物をソファーに置き、呼吸を荒くしたまま話始める。
「もぅー、大変よ彼がね転勤…いや移動するんだってー。」
直子には同棲している彼氏が居る、
本当にこの二人には色々あった。
確かに直子は美人だが彼氏も負けないくらいのイケメンで、
二人が並んでいるとまるで、ファッション雑誌の表紙を見ている様だった。
「で、なんでそんなに怒ってるの?」
「別に、怒ってない…
訳じゃないけど…
なんか、ついでに結婚しちゃうか?
だって。」
ああ、この二人もとうとう結婚かと、嬉しいと言うよりは安心した…
直子も結婚したら落ち着くかな。
「ちょっと、聞いてるの?」
「え、聞いてるよーおめでとう。」
「めでたくない。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます