次の日。






直子が家に遊びに来てくれた。




本当にタイミングが良い、まだ直木くんの話はしていないのに…


これが親友と言うものなのだろうか?






今日はパートは休みで、元気を送り出して家でのんびりしていた、


週に三日程しかパートには行ってないので大概は家に居るのだけれど。








「どうしたの、急に。」






荷物をソファーに置き、呼吸を荒くしたまま話始める。


「もぅー、大変よ彼がね転勤…いや移動するんだってー。」






直子には同棲している彼氏が居る、


本当にこの二人には色々あった。




確かに直子は美人だが彼氏も負けないくらいのイケメンで、


二人が並んでいるとまるで、ファッション雑誌の表紙を見ている様だった。






「で、なんでそんなに怒ってるの?」






「別に、怒ってない…


訳じゃないけど…






なんか、ついでに結婚しちゃうか?


だって。」






ああ、この二人もとうとう結婚かと、嬉しいと言うよりは安心した…


直子も結婚したら落ち着くかな。






「ちょっと、聞いてるの?」






「え、聞いてるよーおめでとう。」






「めでたくない。」

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