冤罪探偵-解決編 ~解明パート~


 俺たちが春日商事大量殺人事件の犯人を天海にするとなると、それなりの筋書きが必要になってくる。ここを丁寧に詰めなければ、警察の疑いをひっくり返すことは決してできない。


「まず、天海があの日の午前九時ごろに春日商事に行って事件を起こす。いや、天海が殺されたのがぴったり十時である必要もないから、九時半に春日商事事件を起こしたことにしてもいいかもしれない。いずれにせよ事件を起こした天海は、帰ってすぐ、誰かに殺された。事件はこうだ。こういうことにしなきゃいけない」

 俺が九時ごろから天海と口論していたのが良かった。怪我の功名だ。

「天海がおかしな行動をとっていた理由は、春日商事事件のアリバイを作るためだ。これで全て片が付くだろ」


 天海のおかしな行動は、どうせ警察にも真意などわかるまい。俺たちだってわからないのだから。だが、この行動によって、館の中の人間のアリバイが曖昧になったのは事実だ。現に俺は、あの日の朝から事件が起こるまでアリバイがない。

 むしろ、事件が起こった時間に鉄壁のアリバイがあるのは、櫻木と夫人、一部の使用人くらいのものだ。

 ……ん?


「どうかしたか、島村?」

「いや、なんでもない。それより、俺を犯人にしようとした理由は?」

「社員証を盗めるのがお前しかいなかったからだよ。あの日、天海館に来ていた春日商事の人間はお前ひとりだったんだから」

 櫻木の理論は冴えわたっている。櫻木をパートナーに選んだ俺の選択は正しかったというわけだ。


「つまり、俺が社員証を最後に見せたのは、天海に対してだと言えばいいんだな」

 以前の証言とは食い違ってしまうが、天海館の事件の影響で記憶が混濁していたとでも言えばいい。

「それは、俺も協力するよ」

 櫻木が親指を立ててくれた。


「……大丈夫かなぁ、うまくいくかなぁ」

「お前には、天海に罪を被せるか自分で罪を被るかの二択しかないわけだ。俺にとっちゃ、自首をしてくれてもいいんだけどな。いずれにせよ、お前の未来は茨の道なんだ。ここは覚悟を決めてやるしかないさ」

「え?」

「……え?」

 俺の返事に驚いたのは櫻木の方だった。

「いや、なんでも……」

 俺は櫻木の言葉の何に引っかかったのだろう。自分でもわからない。


「どうした、さっきから何度も……」

「いや、ちょっと気になることが」

 不思議そうな顔の櫻木を放置して、俺は思考にふける。


 俺たちは今まで、必死こいて天海に罪を被せようとしていた。それは恐らく正しい選択だ。その理由は、春日商事と天海の関係が深いことにある。

 俺たちのギャンブルは当たりだった。その理由が今、俺の頭の中で明かされようとしている。


「そうか、そうだったんだ……」

 頭の中で全てのパーツが組み込まれる音がした。

 真実に気付いたとき、俺は安堵と快感とひとつの恐怖に震えた。

「どうしたんだ、島村」

「この事件の謎が分かったんだよ。天海はなぜ俺をパーティーに呼んだのか、なぜ変な日程でパーティーを組んだのか、天海はなぜ奇怪な行動をしていたのか、なぜ大量殺人の容疑が俺にかかったのか、そして大量殺人事件の真犯人は誰なのか」


「し、真犯人!?」

「すべて分かったよ。全く、驚かされたよ。俺は真犯人に完全に嵌められたんだ。いや、真犯人の思惑と誤算が上手く絡み合ってしまったというべきか。とにかく、すべての答えは、あの天海館にある」

 櫻木は、俺の言葉に気圧されるように頷いた。


**


「天海夫人、お世話になっております」

 俺はまた天海館へ向かった。もちろん櫻木も一緒に、である。夫人はにこやかに挨拶をして館に迎え入れてくれた。俺が殺しの場にしてしまったせいで未だに血みどろであろう応接間ではなく、リビングルームに通された。


「お茶、どうぞ」

 喪服を着た夫人は温かい日本茶を出してくれた。そういえば、まだ天海の葬式も終わっていないのだ。


「すみません夫人、お忙しいところを……」

「いいえ、私にお葬式の決定権はほとんどありませんもの。実は暇なんですのよ」

 夫人はコロコロと笑った。聞けば、葬式のほとんどは天海の親族が決めていて、妻であるところの夫人の意思は全て無視されるのだという。まったく、資産家の一家というものは怖い。


「その方は……」

 夫人と、俺の隣の椅子に座る櫻木が、真剣な顔で視線を交わす。

「櫻木です」

 櫻木が頭を軽く下げるのを、夫人は黙って見ていた。


「あの、こういうことを言うのもなんですが、貴方は逮捕されたんじゃ……」

「僕は無実なんです。警察もそれを認めてくれましたよ。だから釈放されました」

 だがそのことはまだニュースにはなっていないはずだ。天海夫人が驚くのも無理はない。


「櫻木さんが無実ということは、夫を殺した犯人は別にいるってことですか」

「ええ」

 俺は頷く。

「いったい誰が私の夫を……」

 え、と天海夫人の口から吐息のような声が漏れた。同時に、櫻木も驚いて俺の口を塞ごうとする。また失言をぶちかましたと思ったのだろう。だが違う。


「天海さんを殺害したのは俺です。ですが、貴方はそれを知っているはずだ。犯人が俺だと知っておきながら、警察に櫻木を逮捕させたんですよ」

「どうして……?」

 櫻木が首をひねる。俺は静かに答える。

「天海夫人、あんたには櫻木を逮捕させねばならない事情があったんだ」


「どうして俺を? 奥さんと俺は何度か会ったことがあるくらいで、交流なんか何もなかったのに」

「厳密に言えば、櫻木を逮捕させねばならないというのは違う。夫人は、俺を逮捕させるわけにはいかなかったんだ」

「それこそ、どうして?」


「それがこの事件の一番重要なところだよ。お前も聞いてくれるだろ? 事件の真相を」

 俺は櫻木の眼鏡にまっすぐ目を向ける。櫻木は気圧されたように頷いた。

「さて──」

 俺は緊張で乾いた口を開いた。


「夫人が俺を見逃した理由、それは、俺に春日商事大量殺人事件の罪をなすりつけるためさ」

「なぜ島村に……」

「夫人の予定では、予定だったからだよ」

「天海が、お前を?」

 櫻木は衝撃の連続で顎が外れそうになっている。一方の夫人は、黙って俺の話を聞いている。


「天海は俺を殺そうとしていたんだ。理由は何かわからないけど、おそらく借金絡みだろう。その計画を夫人は知った。そして殺された俺に、春日商事大量殺人の犯人をなすりつけることにしたんだ。絶対に死刑になるであろう大量殺人の罪は、既に死んだ人間になすりつければいい、ってな」

 俺たちと同じ発想を、天海夫人は既にしていたということだ。


 天海にも天海夫人にも命を狙われるとは思いもしなかった俺は、のこのこと招待されるがままパーティーに現れた。だが天海に殺される前に、逆に俺が天海を殺してしまったのである。天海夫人の誤算はそこだ。


「けど、どうして天海の奥さんがわざわざ春日商事大量殺人事件の罪をどうこうしなくちゃいけないんだ?」

「夫人が春日商事事件の真犯人だからだよ」

 俺がそう言っても、夫人は特に反応することもなく、ただうっすらと笑っているだけだった。それを見て俺は自分の推理の正しさを確認した。


「お、奥さんが……?」

 目の前の、可愛らしくて大人しい女性が、まさか五人もの人間をナイフで殺した人間のようには見えない。櫻木の口の中が乾燥していくのがわかった。俺も同じだからである。


「櫻木、お前が言っていた、天海への違和感。これは俺を殺そうとしていたせいで生じたんだ。理由はわからないが、天海は俺を殺そうとしていた、しかもトリックを使って」

「トリックって?」

「時計のトリックだよ」


 ヘボ探偵が天海館で披露した推理は、完全に間違っていたわけではなかった。時計の針を五分進めるトリックで、確かにアリバイを作るのは可能だったのである。だがそのアリバイ工作の実行者をあの探偵は間違えた。真の実行者は死んだ天海本人、つまり応接間の時計を五分進めたのは、櫻木ではなく天海だ。天海は死んでしまったのでトリックを完遂することはできなかったが。


「夫人の計画はこうですね。貴方は、十時になる少し前に春日商事事件を起こしたんです。そして警察が事件を調べたら俺に疑惑の目が向くような偽の証拠を残した。俺の社員証です。館に帰ってきたら、しっかりアリバイを作ります。十時ごろから十一時ごろのアリバイを」

 俺が天海を殺した後にいたリビングには、夫人もいた。あれはアリバイ作りだったのである。殺人事件のアリバイだ。


 天海の計画の方は、まず十一時ごろに俺を殺すところから始まる。首尾よく俺を殺した天海は、十一時ごろのアリバイを偽装する、と、こうだ。

 ここで、夫人の計画と天海の計画を合わせてみよう。ほら、俺が十時ごろに春日商事事件を起こし、天海館に帰ってきたが、その直後の十一時ごろ誰かに殺される、天海と夫人には十一時のアリバイがあるので犯人ではない、というシナリオが生まれるじゃないか。


「だから天海はお前をパーティーに呼んだのか……」

 殺す相手をパーティーに呼ばねば、計画は始まらない。特殊な日程のパーティーをわざわざ開催したのも、俺を呼んだのも、全ては天海が俺を殺すというとんでもない計画のためだ。朝食を個別にしたのも、アリバイ持ちの人間が増えて自分に疑いの目が向くことを避けるためだろう。

 天海の謎の行動は、館の人間のアリバイを消すためだという俺たちのこじつけは、じつは本当だったことになる。天海の目的こそ違うが。


 そして、午前十時、計画に誤算が起こった。俺が天海を殺した瞬間、そして春日商事殺人事件を起こした夫人が館に帰ってきた瞬間だ。


「館に帰ってきた夫人はきっと不思議だったでしょうね。いつまでたっても俺が殺されず、逆にアリバイを作るためにリビングに姿を見せるはずの天海がどこにもいないんですから」

 現場が密室だったにしては、やけに早く死体が発見されたのもそれだ。

 夫人は天海に用事があったからメイドに伝言を頼み、事件が発覚したと思われているが本当は違う。俺がリビングにずっといるから、天海夫人は不安になってメイドに伝言を頼んだのだ。夫が俺を殺さずに一体何をしているのかが気になって。


 俺は、事件後のアリバイを作るために、リビングにいた。もちろん夫人も俺の姿を見ていた。あの時はにこやかだった夫人だが、心中穏やかでなかったに違いない。

 今から考えれば、春日商事事件を調べたクソ探偵警部コンビが、俺にたどり着いたのも当然の話だ。なぜなら、夫人がそのようにレールを敷いていたのだから。


 天海夫人は笑みを浮かべながら黙って俺の推理を聞いていた。


「俺の推理、何か間違ってますか?」

「いいえ、何も」

「ただ、いくつかわからないことがあります。俺の社員証、どうやって手に入れたんですか? あと、貴方が春日商事で抵抗されることなく事件を起こせた理由がどうしてもわからない」


「清掃員の恰好をしたら、誰も気に留めませんでしたよ。社員証の方は、貴方が我が家に来られた日、お荷物を預かってお部屋に届けるときに抜きました。社員証を鞄の外ポケットに入れているのは、以前にいらしたときに知っていましたから。指紋はないでしょうけど、調べればわかるかもしれません。証拠になると思います」

「じゃあ奥さん、貴方は本当に……」

 淡々としたその答えに絶望しているのは櫻木である。

「動機はいったい……」


 彼女は全てを話してくれた。動機は復讐、元から春日商事の五人の社員には深い恨みがあったのだという。金庫から二千万円を盗んだのは、強盗に見せかけるためだそうだ。

 具体的な話はあまりにも生々しいので割愛するが、計画の為に愛してもいない天海と結婚するほどの、まさに人生を賭けた復讐を決意するにふさわしい怨恨であったことには間違いない。


「島村さん、一つだけ聞きたいことがあります。答えがどちらでも、私は覚悟を決めていますが」

「なんでしょう?」

「私が犯人だという証拠は、あるのですか?」

「ありません」

 俺は即答する。え、と声が出たのは櫻木だ。夫人まで虚を突かれたような顔をする。


「だって、俺には夫人を真犯人として警察に突き出す気はありませんからね」

「なんでだよ、真犯人を警察に突き出さなかったら、お前は冤罪で逮捕されるんだぞ。わかってるのか?」

「天海に罪を被せればいいんだよ」

 櫻木はハッとしたような顔をした。櫻木は、罪を天海に被せるか、真犯人を特定するかの二択を用意していたが、俺の答えは違う。その選択肢は、両立できる。


「夫人が計画したのと同じことだ。絶対に死刑になる大量殺人の罪は、死人に着せたらいい」

「主人に……?」

 俺は夫人の目を見て大きく頷いた。


「なあ島村、真犯人が分かった今、天海に罪を着せる意味はないはずだ。どうしてこの女を警察に突き出さないんだよ」

「櫻木、お前は突き出したいか?」

「そりゃそうだろう」

「本当だったら、俺も同じ意見だよ。俺はあの事件の冤罪被害にも遭っているしな。だが、俺は天海館事件の犯人でもある」

 俺の口元に自然と笑みが浮かんだ。


「……それがどうしたんだ」

「俺が櫻木の無実を証言したことにより、あの事件の犯人はいなくなった。つまり、また警察の捜査が始まるということだよ。九時にはアリバイがなくとも十時にはアリバイのある夫人や、無実が証明されたお前と違って、俺にはあの時間のアリバイはない。それは俺に捜査の目が向くということだ。あの場にはアリバイがない人間が大勢いたけど、いつかは俺の番が来る。だがそれでは困る」

 ここまで言って、俺は息を吸った。


「お前、もしかして……」

 櫻木が肩に手を置いてきたのを俺は振り払った。

「誰かに天海事件の罪を被ってもらわないとならないんだ」

「……冤罪を被せる相手は?」

 もう使える死人はいない。つまり、生きている無実の人間に罪を被せなければいけないということになる。


「あの冤罪探偵さ」

「嘘だろ」

 櫻木が本格的に俺の口を塞ごうとしにくる。だが俺は櫻木の手を振り払う。

「お前だって、あの探偵には恨みがあるだろ。俺にだってあるよ。俺にとって、この世で一番冤罪を被ってほしい相手はあの冤罪探偵なんだから」

「だからって、無実の人間に……」

 櫻木の正論など俺は聞いちゃいなかった。


「夫人、それは俺や櫻木にはできないことなんです。貴方の証言が必要なんです。貴方が逮捕されると俺は困るんです」

「私と取引をしようというのですか?」

「ええ」

 目が据わっているのが自分でもわかる。俺は正気ではない。

「あの冤罪探偵が事件を起こすシナリオはちゃんと考えてあります。証拠はありませんが、被害者の妻でありアリバイのある貴方が偽の証言をすれば、確実に通るでしょうね」

 証拠がなくとも俺たちを疑い、動機がなくとも逮捕するような人間である。その強引さが自分にも回ってこないと思ったら大間違いだ。


「私もそう思います」

 彼女の表情はむしろ凛としていた。

「やりましょう、偽の証言を」

 俺と天海夫人が悪魔の契約を交わした瞬間である。呆然とした様子で櫻木がそれを見ていた。


「でも奥さん、旦那さんが大量殺人事件の犯人になるんですよ」

 余計なことを櫻木が言う。だが彼の言い分もわかる。自分は罪を犯しておらず、冤罪被害にのみ遭った彼は、どうしても天海に肩入れしてしまうのだろう。俺を殺す計画は立てていたが、実行する前に殺されてしまった天海に。


「嫌ですか? 家族に罪を着せるのは」

 俺はわざと嫌な質問を夫人に投げかけた。

「いいえ」

 夫人はあっさりと首を振った。

「夫への愛はそこまでだったということです」


「残念なことに、私はいざとなったら罪を償う覚悟はある、それは確かなのですが、逃げ道が目の前にある状況ではそれにすがってしまう人間なのです。島村さん、貴方と同じですよ」

 微笑む彼女の顔が、俺には忘れられなかった。


**


 夫人の偽証によって、例のヘボ探偵は逮捕された。そして、死んだ天海聡太は春日商事大量殺人事件の犯人となった。

 もちろん、そう簡単に探偵を捕まえさせることなどできやしない。俺は綿密に探偵を陥れる計画を立て、天海夫人を使って実行に移した。偽の証拠も作ってある。

 俺は行き当たりばったりで冤罪を生み出す探偵とはわけが違うのだ。さすがにここまで思い通りに行くとは自分でも思わなかったが、俺にとっては好都合だ。


 テレビでは、ヘボ探偵に関する報道が日に日に激化していった。なにせ、大量殺人事件の犯人を殺した犯人である。

 自分の罪を被せるため、探偵という立場を利用して他人に冤罪を被せた冤罪探偵である、と。彼を事件現場に入れたポンコツ警部も処分されるということだ。


 番組では櫻木の名前も出ており、名誉回復がなされつつある。俺も、春日商事大量殺人事件の容疑者として報道されることもなくなった

 いろんな意味で時の人となってしまった櫻木だが、なんとか大学も首にはならないそうだ。良かった、と俺は安堵した。俺の贖罪は達成されたと思いたい。


 街ゆく人々は、テレビに流れている冤罪被害者が、まさか俺たちのことだとは思うまい。そして、ヘボ探偵は実は冤罪で、天海館事件の真犯人は俺だなんて思うまい。知られたらえらいこっちゃであるが。


「島村、俺たちはこれで良かったのかな」

 探偵を悪しざまに罵っているらしい街頭テレビを見上げて、櫻木がつぶやいた。俺たちはマクドナルドの店内にいた。店の窓から、音こそ聞こえないがテレビの画面がしっかり見える。


「俺は確かにあの探偵を恨んでる。誰かに罪をなすりつけるなら、あの探偵を選ぶ、それは正しいと思うんだ。だけど、冤罪被害者の俺たちが冤罪を人に被せるなんてやって良かったんだろうか」

 櫻木の言葉に相槌を打とうとして辞めた俺はハンバーガーにかじりついた。確かに心が痛まないとは言わない。だが、俺にはその選択肢しかなかった。


「……それはあの探偵の腕にかかってるさ」

 果たして、この複雑な事件を、あの探偵は解けるだろうか。俺と天海夫人に、あの探偵は勝てるだろうか。未だに、天海館事件では密室トリックが使われたと思いこんでいるであろう彼に。

 もし、あの探偵の推理が冴え、天海館事件の真犯人が俺だと気づいたのなら俺は素直に白旗を上げて罪を認めよう。


「俺たちは自力で冤罪を晴らしたんだ。あの探偵にだってできるだろ。なにせあいつは冤罪探偵なんだからな」


*冤罪探偵-解決編・完*

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