ご令嬢様は恋人が出来ると結婚もしてしまうのでした

一ノ瀬 彩音

第1話 友達から恋人へ、そして結婚

私には以前から大切にしているお友達がいるのですが、

そのお友達の事を考えていると、胸が苦しくなって

とてもつらい状況になります。


これってお友達の事を考えると、そういう風な気持ちに

なるということはお友達としてではなくて一人の女性と

して見ていることになります。


そういう事になっていると思うと、私はお友達とは

恋人になりたいという気持ちが強いです。


そんな私はお友達を私の家に来て欲しいってことで

呼んでしまうのです。


私の大切なお友達が今、私の家に来ているのですが、

どうやってお話を切り出せばいいのかがわからないです。


私のお名前は愛原瑞枝アイハラミズエで年齢22歳、

愛原家のご令嬢です。


私の大切なお友達のお名前が五河小鳥イツカコトリ

年齢26歳、職業がOLです。


「小鳥、来てくれてありがとうございます」


「瑞枝、私達は大切なお友達なんだし、気にしないでね」


「う、うん」


「それでお話があるというから来たんだけど、どんなお話なの?」


「そのね、小鳥と恋人になりたいかなって思っててね」


「私と恋人?」


「うん、恋人になりたいの、ダメだよね………………」


「う~ん、ダメじゃないけど、理由を聞かせて欲しいな」


「理由は…………小鳥の事を考えると胸が苦しくなるの」


「なるほどね」


「やっぱりダメよね」


「ううん、瑞枝と恋人になってもいいよ」


「ほ、本当に?」


「嘘を言ってどうするの」


「あ、ありがとう、小鳥」


私は嬉しさのあまり小鳥に抱きついてしまったのです。


そんな姿を見ていた小鳥は私の頭に手をおくと頭を撫でて

くれているので嬉しくて堪りません。


これで小鳥と恋人になれたと思うと、本当に嬉しくて

感情を抑える事が大変です。


それからというもの、私と小鳥は恋人になったことで

頻繁にデートするようになると、私はある事を

考えてしまうのです。


今の時代って同性婚もあるという事を考えてしまうと、

小鳥と結婚してもいいのよね。


しかし、小鳥は私と結婚してもいいかどうかなんて

わからないし、どうしていいのかなって

思う事はあるのです。


「ねぇ、瑞枝、キスしてもいい?」


「えっ、うん、してもいいよ」


小鳥が私の傍に来るとキスをしてくるのですが、

そのキスが嬉しくて私は蕩けそうになっていると

小鳥の舌が私の口の中へ入ってきて戸惑うと、

私も舌を小鳥の舌に絡ませていると、イヤらしい

気分になってきて舌を絡ませながらのキスをまだ

しているのです。


お互いの舌を離すときに唾液が糸のようになって

すごいなって感じていると、それだけお互いに

大好きという事がわかります。


そんな時に私は決意する事に致します。


「小鳥、私と結婚して欲しいの、お願いします」


「結婚かぁ、結婚するの構わないよ」


「ありがとう、小鳥」


私と小鳥は結婚するという事が決まったのでもう何も

心配する事はございません。


それから月日が流れると、私と小鳥は結婚していて

とても幸せな一時を過ごしているのです。


小鳥といることで私はとても幸せで嬉しい事だらけ

なのでもう何も言いません。


小鳥も私と同じ気持ちだと思います。


こんなに幸せでいいのかなって思う時もありますが、

それでも幸せは幸せなので問題ないです。


この幸せを手放す事は絶対しないし、そんな事も

するつもりもございません。


このまま小鳥と一緒に幸せな日々を過ごして

暮らしていくだけです。

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ご令嬢様は恋人が出来ると結婚もしてしまうのでした 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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