図書室限定の裸足少女

HARU

1話

「俺の名前は浅田 涼、1年間よろしくね。えっと‥‥‥中野さん」

「は、はい‥‥‥中野、結美です。よろしく、お願いします‥‥‥」


大人しい性格なのか消え入りそうな声で話す中野さん。

クラス委員も無事決まり、委員同士の顔合わせを行なっているところだが中野さんの反応からして上手くやっていけるか少し不安だ。

一目見た時から大人しそうな子だな、と思っていたが予想は的中。自己紹介以降会話が進まない。

周りを見てみると和気藹々としてて楽しそうだ。これ程までに静かなのは俺達、図書委員会だけだろう。


特に入りたい委員会もなく、楽そうだからという理由で

図書委員を選んだけど誤算だったかもしれない。

中野さんには悪いけれども。


「中野さんは、何か好きなものとかある?」


しかし同じ委員同士なんだ。少しでも友好的な関係を築けるようにと当たり障りのない話を振る。


「ぬ、ぬいぐるみが好きです‥‥‥」


先程と同じ消え入りそうな声。どこか恥ずかしがってそうな気もするが気のせいだろうか。


「ぬいぐるみが好きなんだね。女の子らしくて良いじゃん」


高校1年生にしては少し幼いなと思ったのは秘密だ。


「でも、子供っぽいですよね。恥ずかしい‥‥‥」


中野さんも自覚はしていたのか頬を赤らめて俯きがちになる。

自信なさそうにしていた中野さんの表情に少しだけ変化が見られて新鮮な気持ちだ。


「じゃあ、嫌いなものは?」

「えっと、嫌いなものは‥‥‥」


中野さんの視線が足下に向かう。

何かあるのかと俺も視線を足下に向けるが何も変化はなく、中野さんが履いている小さめの上履きが見えるのみ。


「足下がどうかしたの?」

「い、いえっ、なんでも‥‥‥」


少し慌ててるのか少し声が上擦る中野さん。


苦手なものと言われて足下を見る。足下といえば靴。

靴が嫌いなのかな、でも靴が嫌いなんてどうやって今まで生きてきたのか。

靴、上履き‥‥‥いや、もしかして靴下?


「もしかして靴下が嫌いだったり?」

「は、はい‥‥‥」


当たっていたようで顔を赤くしながらコクコクと頷くだけの中野さん。

大人しくて暗い子かと思っていたけど中々可愛らしい反応をする子だ。見ていて少し面白い。


「中野さん、靴下嫌いなんだね。家ではずっと裸足?」


コクコクと頷く中野さん。


「冬でも?」


またもコクコクと頷くだけの中野さん。頷くだけでも精一杯なのか頬が先程よりも赤い。


「へ〜それなら土踏まずとか発達してそうだね」

「そ、そんなことないです。普通だと思います‥‥‥」


普通くらいだと言われると本当かどうか気になってしまう。

急に土踏まずに対して好奇心が出てきてしまって自分でも可笑しいと思う。


「中野さん、良ければ放課後に図書室行ってみようよ」

「放課後、ですか‥‥‥?」

「あ、何か用事とかある?」

「いえ、特には‥‥‥」

「じゃあ決まりだな」

「は、はい‥‥‥」


不思議そうにしている中野さんをかなり強引だが図書室に誘うことに成功した。

その数分後、授業終了を告げるチャイムを鳴り生徒達は放課後を迎えた。



放課後、約束通り俺と中野さんは図書室へ向かう。

隣で歩いていたから気づいただけなのかもしれないが、中野さんはかなり可愛い方だと思う。大人しいから目立たないだけで。

背は低いし、肌荒れ等もない白く透き通った肌、大きく自信なさげに揺れる瞳、形の良い鼻と口と美少女の条件を満たしているのではないか。

声の音量はかなり小さいが可愛らしく透き通った声も個人的には良いと思う。声が小さくて何回か聴き直すこともあったけどそこは個性ということで。


図書室に着くと上履きを脱ぐ俺達。

この学校の図書室は上履きを脱いで入室しなければならない。

必然的に靴下で入室することになる為、どうにかして裸足にさせて土踏まずを見れないかと考えた訳だけど、どうしようか。

‥‥‥いや、考えていたって仕方ないか。ここは押していこう。


「中野さん」

「は、はい‥‥‥?」


突然苗字を呼ばれ不思議そうに振り向く彼女。


「さっき、靴下嫌いだって言ってたよね」

「え?は、はい」

「放課後の図書室なら誰もいないしさ、その‥‥‥靴下脱いでもいいよ。中野さんが良ければだけどさ」


‥‥‥何言ってるんだろう俺。完全に不審者じゃん。


「ほ、本当に靴下脱いでもいいんですか‥‥‥?」

「え?う、うん」


『き、急に何言っているんですか‥‥‥?』くらいの返答が返ってくると覚悟していたが、返ってきたのは靴下を脱いでよいかの確認だった。


「靴下脱いできますね」と少し弾んだ声で言いながら本棚の陰に身を隠す中野さん。

靴下を脱ぐという生活をしていく上で当たり前の行為だが改めてそれを異性に見られるのは恥ずかしいものなのだろうか。


などと考えていると「靴下、脱いできました」と中野さんが本棚からひょこっと出てくる。

そこには両足とも靴下を脱いで裸足になった中野さんが立っていた。

クラスメイトにこういった風に裸足を晒すのは初めてなのかソワソワと落ち着かない様子だ。

そういう俺も女子の裸足を見る機会が殆ど無かった為、なんだか落ち着かない。


というか中野さんの足綺麗だな。同じ足といっても男と女でここまで差があるとは‥‥‥。


「な、中野さん1つ頼みがあるんだけどいいかな?」

「な、なんですか‥‥‥?」


少し警戒しているのか少し俺と距離を開ける。


「いや、中野さんの土踏まずが気になってさ‥‥‥」

「へ?つ、土踏まず‥‥‥?」


男子から土踏まずが気になるなんて言われたのは初めてだろう。

授業中には聴けなった間の抜けた声が彼女から漏れる。


「えっと‥‥‥その、いいですよ。見せても」

「いいの?」

「は、はい。少しだけなら」

「ありがとう、中野さんっ!」



図書室館内にはマットが敷いてある場所があり、本来は床に座って本を読むために用意されたスペースなのだが、足裏を見るには最適の場所だと判断した俺は中野さんをそこに足を少し開いた状態のまま正座させる。

こうすることでお尻で足裏が隠れることもない。


「は、恥ずかしいですね、こういうの‥‥‥」


恥ずかしさに耐えきれなくなったのか足指をきゅっと丸める。


「中野さんの足の裏だね、小さくてなんか可愛い」

「うぅぅ‥‥‥」


異性に足裏を可愛いと言われ恥ずかしさに呻く中野さん。


さて本題の土踏まずに入ろう。

まずは正面から。左足の裏に顔を近づけじっくりと観察する。

正面からではあまり窪みが分からないが、1つ言えることは綺麗な足裏ということだけ。

足の裏なんで男女分け隔てなく汚いモノと思っていた。しかし中野さんの足裏は違う。

真っ白な足裏は所々靴下の中で蒸らされたのかほんのり赤く色づいており、温かな空気を感じさせる。


続いて側面から土踏まずを見てみる。

正面からでは分からなかった窪みを見ることが出来た。土踏まずは滑らかな曲線を描いている。そこまで深い窪みという訳でもないが偏平足という程でもない程よく窪んだ土踏まず。

この土踏まずだけで俺を裸足フェチに目覚めさせるには容易かった。


「‥‥‥ぅやんっ!」


突然可愛い悲鳴を上げる中野さん。

理由は俺が土踏まずの曲線を指でなぞりあげたから。

初めて触る女の子の裸足。すべすべでやわらかくて、温かくて、しっとりとしている。


「足の裏、くすぐったい?」

「ぅゆっ!く、くすぐったいですっ、あはっ!」


足の裏全体を爪先でカリカリと刺激すると可愛い反応を見せる中野さん。

初めて聞く彼女の笑い声に興奮に近いものを感じる。


「足の裏敏感だね。じゃあ、ここはどうかな?」


恐らく風呂で触るくらいしかないであろう足指の間に人差し指を突っ込んで擦り付けていく。

中野さんの足指の間を触った異性は俺が初めてだろう。

汗が溜まって少しぬるぬるしているが、それが俺の興奮を更に高めていく。


「〜〜〜〜っ!」


足指の間に指を突っ込まれビクビクと小さな体を震わせる中野さん。びっくりし過ぎて声も出せなかったようだ。


中野さんの可愛らしい反応に愛おしさと性的興奮を感じた俺は土下座をするような体勢になり、中野さんの左足の裏に顔を近づける。

超至近距離で見る中野さんの足裏。皺も少なくつるつるとしていて触り心地も抜群。

顔を近づけている為、ツンとした汗の香りとボディーソープの柔らかな香りが俺の鼻腔をくすぐる。

中野さんみたいな大人しい女の子でも足はそれなりに臭うものなんだ、と勝手に関心してしまう。


「あ、あの‥‥‥鼻息、くすぐったいです‥‥‥」


暫く匂いを嗅いでいると中野さんがか細い声で訴えてくる。

じゃあ、もっとくすぐったくしてやろう。突発的に思った俺は禁断の行為に出ることにする。

女の子の足の匂いを嗅ぐ、という日常から外れたシチュエーションに俺もタガが外れていたのだろう。


土下座のような体勢のまま更に足裏に顔を近づけて、土踏まずに舌を這わせる。


「ひっ!な、なにっ‥‥‥!?」


ヌルっとした感触が土踏まずに当たり、悲鳴を上げ困惑した様子の中野さん。

そんな中野さんをお構いなしに舐める範囲を広げていく。


「うぅ‥‥‥」


踵を舐めるがあまり大きな反応はない。皮膚が少し厚い部分でもあるからだろうか。


「ふふっ!あははははははっ」


土踏まずから足指の付け根までを舐めてあげると大きな声で笑う中野さん。

皮膚が薄くなった分、感度が上がったのだろう。


「ひひっ‥‥‥そこ、く、くすぐったいぃ‥‥‥ッ!」


足指を舐めるとかなりくすぐったいようで熱い吐息を漏らす。なんかエロい‥‥‥。


「‥‥‥ぅあっ!だめですぅっ、やだぁっ!」


足指を開いて指の股に舌を差し込むように舐めていくと可愛い反応に見せる。

中野さんは足指の間は敏感なんだね。


中野さんの足裏の味は汗の酸っぱい味と少しの苦味がある程度で個人的には美味しいと感じた。

人間の足裏に美味しい、美味しくないの基準があるかどうかはさておき。


「あ‥‥‥はぁ‥‥‥はぁ‥‥‥」


満足した俺は足裏から顔を上げる。

散々足裏をいじめられた中野さんは息も絶え絶えの様子。

左足の裏は俺の唾液で濡れて所々ふやけていた。

これは舐め過ぎたかも‥‥‥。


「な、中野さん、ごめんね」


中野さんの正面に移動し謝罪する。

土踏まずを見るだけだったのに飛躍して足舐めまでやってしまった。

流石に怒ってるよな‥‥‥。


「き、急にくすぐられて‥‥‥びっくり、しました」

「ご、ごめん」

「で、でも‥‥‥その、嫌じゃなかったので」

「ま、マジ‥‥‥?」

「は、はい‥‥‥」


恥ずかしそうに俯く中野さん。

中野さん、もしかして足裏が性感帯だったりするのかな。だから靴下を脱ぎだがるのかも。


「あの、浅田君」

「ん?」

「足‥‥‥拭いてください。自分でやるのはくすぐったいので‥‥‥その‥‥‥」


顔を更に赤らめて俺に濡れた足裏を突き出す。


「うん、いいよ」


制服のスラックスからポケットティッシュを数枚取り出し彼女の足を優しく拭いてあげる。

優しく拭いてはいるが、中野さんは結構くすぐったそうにしている。


数分後、足は綺麗になった。


「浅田君、ありがとうございました」

「うん、どういたしまして」


「あの‥‥‥」


帰る準備をしていると中野さんが声を掛けてくる。


「どうしたの?」

「き、今日のことは2人だけの秘密にしてください」

「うん、分かった」


俺も誰かに言いふらすつもりはない。


「あと、2人だけで図書室に来たら靴下脱いでもいいですか‥‥‥?」

「構わないよ」

「ありがとうございます。図書室の木の床を裸足で歩くと冷たくて気持ち良いんです」


そう言って俺に足裏を見せる中野さん。

小さな足裏に興奮しそうになるが堪える。


「中野さんは裸足で歩くのが好きなんだね」

「はい、本当は教室でも裸足でいたいんですけど恥ずかしくて‥‥‥」

「俺に見られるのは恥ずかしくないの?」

「少し恥ずかしいですけど、足を舐められちゃったので些細なことです」

「じゃあ、中野さんの裸足を見れるのは俺だけってことか」

「ふふっ、そうですね。2人だけの秘密の裸足です‥‥‥」


「な、なるほど。じ、じゃあ俺帰るね、お疲れ様っ」

「はい、お疲れ様です」


秘密の裸足という言葉にドキッとした俺は急に心拍数が上がりいてもたってもいられなくなり足早に校舎の外に出てしまう。

ドキドキした気持ちを引き摺りつつ自宅に向かうのであった。


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