第3話 ウェルカム妄想倶楽部
とうとう禁断の扉を開けてしまった。期待は外れ店内はいたって普通のバーであった。お客は誰もいない、私一人だけだった。あの怪しげな電球はなんなのだろうか?と思うくらい普通のバーだった。
とりあえずマスターにビールをオーダーする。素敵な音楽が流れ、ただ普通のビールを飲んで時間を過ごした。数杯飲んでいただろうか、うとうとした頃マスターが別メニューを見せてきた。そのメニューには
「あなたを妄想の世界へ案内します」
と一文が書いてあるだけ。じっと見つめているとマスターが
「ようこそ、ウェルカム!妄想倶楽部へ、こちらへ案内します」
と言い、カウンター裏の秘密の扉へ案内してくれた。
「ようこそ」も「ウェルカム」も同じ意味じゃんと思いながらも、扉を開けた。
そこは10人ほどで満席になるような、小さなシアタールームがあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます