ごくありふれた世界の終末期外伝 ガンランサーゼロ

@I-Nameless

異動

『赤い雪』と呼ばれた謎の現象の後に発生した、人から変異した『怪人』との対決は多くの国々が国家としての機能を失いかけ合併を繰り返して延命をしても限度が遭った。 それでも人は対怪人掃討緊急展開兵器『ガンランサー』を必要としていた、

日本の何処かに存在するガンランサー隊の本部、

「この前のパーティー知ってるか?」

ガンローダー担当のメンバーの一人が唐突に言った。

「あ?何だっけ?」

「何処かの国の馬鹿王子が『ガンランサー隊は解散すべきだ』と言った奴」

言われて思い出した感じで。

「ああ...アレかありゃニュースにも成ったもんな」

それはある国の事、 其処にある王宮でパーティーが開催されてたがあの時の発言でスーツを着ていたガンランサー隊のメンバーや幹部がキレて、王子をボコボコに叩きのめした事件の事、 あの後取り調べで殴った事を認める供述をしていた、

そう話をしていたら基地内放送で、

「ガンランサーライダーRZ-446、未川会遭。繰り返す、未川会遭、至急指令室へ」

その内容に会遭は、

「俺が何をした全く」

ため息混じりに言った。

「まっ司令官の有難いお言葉を聞くもんだな」

先日、 以前逃がしたワニの怪人と交戦した時大きく開けた口から多量の妖弾が住宅地に次々に被害が出て、あげくにその口に爆弾を投げ入れた後、怪人の頭が粉々に砕けその返り血が川所かあちこちに飛び散った。 名指しで使命されたのも間違く其だろう、 司令室前のだけどドア。 ドアをノック数回した後こう言った。

「未川会遭入ります」

ドアを開けて入った、

「未川だな」

「はい」

「貴君は翌日から小田原支部へ配属として貰う。異論は?」

「ありません」

呼び出しの後。

情けない声で「あ~」

「お前小田原支部に配属だって?」

ほくそ笑んだ様子で言った、

「そうなんだよ、地方だぜ、地方!怪人の発生し安い都心じゃなくて」

難波乗画は話題を逸らす様に天井近くに飾られた遺影を見てこう言った、

「滝野世羅の奴が死んでもうすぐ一年か」 「ああ...最初に会った時、俺りゃ女かと思ったぜ」

「まさか特攻する奴が居る何て誰も思わなかったぞ」

「...そうだな」

翌日 未川は最小限の荷物を持ってトレーラーの助手席に居た、 後部荷台には万一を備えガンランサー 一機は積んである、

「お前さんよどうしてガンランサー隊に入ろうと思った?」

トレーラーの運転手が運転しながら質問をした。

「西宝ときつた監督のアニメ映画の影響で」 「そりゃお前さんみたいなチャラ男じゃキツイで済まされんからな」

「今はチャラく無いです」

ふて腐れて反論した。

数分後。

ガンランサー隊小田原支部、

着くなり早速其処の司令室へ赴いた、

ドアをノックして

「ガンランサーライダーRZ-446未川会遭入ります」

と言って入った、

「ガンランサー隊小田原支部へようこそ、私がここの司令官をしている。さっそくだが。君には極秘任務を参加して貰う内容は『21式可変浮上自走砲』の試験運用とその専属乗員の教育を行って貰う」

呆然とした表情で、

「へ?それは本当にですか?」

「そうだ」

「ならやらせて下さい」

司令官は受話器を手に取ると何かを言った、 「失礼します」

女の人の声がした、

「彼女が21式可変浮上自走砲の開発主任だ宜しくやってくれ」

「では早速案内させます」

開発主任に案内され問題のハンガーに案内された、

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