第26話
私は、マリアに言われて自分のステータスを確認してみることにした。
【スキル;
鑑定 Lv20
調理 Lv10
農耕 Lv.5】
確かに、農耕スキルが追加されていた。
というか、いつの間にか調理スキルまで追加されている・・・。
「農耕スキル追加されていたよ。それに、調理スキルもいつの間にか追加されてた。」
「やっぱり!って、調理スキルも!マユすごいね。レベルは?」
「鑑定が20、調理が10、農耕が5だった」
そう告げると、マリアは驚いたように目を丸くした。
何かおかしなこといったかな・・・?
「マユ、レベルの上がり具合半端ないよ・・・。普通そんなにさくさくレベル上がらない・・・。」
「え?そうなの?」
「そうなの。一日で1レベル上がればいい方だよ。それも一桁代のレベルの場合、二桁になると最低3日はかかるよ、1レベルあげるのに」
「そんなにかかるの!?」
驚いた。
レベルをあげるのってそんなに大変だったんだ。知らなかった。
「そうだよね。マユだもんね。異世界からの迷い人だもんね。規格外なのもしょうがないか」
マリアはなにやらため息をついて、ぶつぶつ言っている。が、声が小さすぎて聞き取れなかった。
「まあ、いいわ。私まだ朝食食べていないの。マユは食べた?」
言われて思い出す。
マーニャたちにご飯をあげたけど、自分はトマト1個しか食べていないことに。
「あ、トマトしか食べてない・・・」
「やっぱり。マユ、うちで食べていってちょうだい。それから、ちょっと私の台所で料理作ってみない?」
「あ、うん。もちろん」
食べさせてもらうのはなんだか悪いし、それならば料理はこちらで作ったっていいくらいだ。
得意料理はそんなにないけど、卵くらいだったら焼ける。
「どの食材使っていいの?」
「保管庫に入っているのだったら何を使ってもいいわよ?」
言われて、マリアの家の保管庫を開けた。
「うわぁ・・・」
マリアの家の保管庫は大きかった。
それに、たくさんの野菜やお肉が入っている。
日本でもお馴染みの野菜から見たことのない野菜までありとあらゆるものが揃っているようだ。
これなら何でも作れそうね、私のレパートリーがあれば。
何を作ろうかな・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます