脳筋は飢えているようです

飢え


ジョーカー「てめぇがラグナか」


ラグナ「ワレ…やるのう、ジョーカーか」


ジョーカーの蹴り!


ラグナは弾き返した。


ラグナ「熱っ!これが魔法剣か?」


剣豪(今のは本気だった、拙者なら間違いなく致命傷だったでござる)


魔法剣士「おいおい団長、今のはシャレにならねぇ」


ラグナの金棒がジョーカーに振り下ろされる。


ブリュンヒルデ「ジョーカー!いやぁ!」


素手で受け流すジョーカー


即振り上げるラグナ


ブリュンヒルデ「止めろ!お前ら、止めさせろ!ジョーカーが✕される!」


遊牧騎兵「無理だ」


剣豪「恥ずかしながら、足がすくんで動けんでござるよ」


ブリュンヒルデ「そうだ、リバイア!」


リバイア「無理だぉ、脳筋は相手に飢えているからね!」


ラグナ「うおぉ!」


ジョーカー(こいつ、力だけじゃねぇ、技も速さも反応もすげぇ!)


ラグナ(こやつ大した力も速さもないくせに、ありえん上手さじゃ!しかも魔法剣とは厄介じゃのう!)


金棒で殴り飛ばされるジョーカー


ジョーカーの魔法剣サンダー、ラグナの胸に命中


ブリュンヒルデ「ジョーカー!」


ラグナ「うぉぉぉ…息が…」


膝をつくラグナ


ジョーカー「今日はこの辺にしとくか、いてて」


ラグナ「ワレは人を✕す気か!覚えておれ」


魔法剣士(なんちゅう魔法剣を使うんだよ団長、呼吸を止める技じゃねえか。あの人はその気になれば、一瞬で人を✕せるんだな)


剣豪「ラグナ殿はほとんど魔力がござらんのに、闘気の壁で魔法剣の直撃を避けている。初見であの達人技を捌くとは…」


魔法剣士「お、さすがケンさん、種明かしは要らねぇな」


ブリュンヒルデ(分からなかった…そんなに私とジョーカーの強さに差があるということか。悔しい、私は勇者テイトーの子孫なのに!)




ラグナ「どうじゃ、遊牧民名物の蜂蜜酒じゃ」

ジョーカー「うめぇ、お前も飲めよ」

ラグナ「ワシは酒が弱くてのう」

ジョーカー「うるせぇ飲め」

ラグナ「あっ何するやめ…ごくごく」


逃げ出す遊牧民


リバイア「アルハラ!みんな退避!ケンさん風来坊ぇ止めるぉ」


ラグナは暴れだした。


ジョーカー「よぇー(笑)」


リバイア「アル中のせいだぉ!」


ジョーカー「へいへい」


ラグナ「ジョーカーぁ!」

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