ワワラドナ王国

第4話 ワワラドナ王国と冒険者ギルド

僕はこの冒険者の人達に連れられて、別の建物に入っていった。


女性の受付?の人と何やら喋ってるうけど、さっぱり分からない。


暫く待ってると身振りで受け付けの所へ行くようにと指示してくる。

素直に向かうと、僕を助けてくれた冒険者の人達は手を振って去っていった。

僕は頭を下げて礼をした。


受付の人は身振りで何か書面を見せて、何か書いてるけどよく分からない。

名前とかを書くのかな?


受付の人が僕の名前を言いながら、書類の一画を指さすので、そこに名前を書く事に。

そして何やら機材を持ってきて、そこに指を入れるように手ぶりで指示してくるのでそこに指を置く事に。

すると少しチクっとしたけど、見ると指から少し血が出てて、その指を受け付けの人が何かの板に押し付けてきた。

そしてその板と機材で何かやってると、僕にその板を渡してきた。

名前だけは分かるけど、後は読めない。

どうやら僕の身分証明書みたい。


こうして僕は知らない間に冒険者になった。


・・・・

・・・

・・


何とかここの地名を聞き出せれた。受付の人が何やら書いてくれたのでわかったけど、

どうやらここは王様が治める国で、ワワラドナ王国というみたい。

そしてここの地名はナナウタルというみたいで、町なのか街なのかは分からなかった。


僕が受付の人と話し終わってどうしようかと思ってると、突然突き飛ばされた。


「एक मुंडा मुंडा!邪魔だガキ」

如何にもいかつい冒険者のグループに囲まれてしまった。

あまり人は良さそうな感じじゃない。

それに・・・・お酒の臭いがする・・・

僕が何か言おうとしたら身体を蹴られ、吹っ飛んだ。

痛い・・・・一体何が起こってるの?


僕が蹲ってると更に蹴られる。

がははと笑う冒険者のグループ。

僕は咄嗟に転がり、出口に向かい、建物から飛び出す。

笑いながら追いかけてくる冒険者たち。

一体僕が何をしたんだ・・・・


必死になって逃げる。

遂には剣を振り上げ追いかけてくる。

追いつかれたら切られる・・・・


身体の痛みをこらえながらなんとか走り続ける。

気が付けば暗くなっており、追いかけてくる冒険者もいなくなっていた。

・・・・ここは何処だろう?


見知らぬ土地での逃避行、僕は道に迷ってしまった。

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