特殊ワンライ「痛み」
「セナさん、最近感じた『痛み』ってなんですか?」
「僕が最近感じた痛み……。うーん、なんだろうね」
莉桜達と撮影してるSLCB〜Camp〜の撮影してる、移動中の雑談で紅葉が僕に聞いてきた。
「世間体的には痛いのかな?この前さ、僕と晶で車買ったんだよ」
「テレビでやってた奴ですか。見ましたよ」
「黒塗りの高級車二台とZ1が停まってるとさ、警察の巡回がよく来る様になっちゃったなぁ……それが痛みかな」
最近夜間巡回が増えたんだよね。Z1があるからありがたいんだけどさ、これきっと暴力団組織関係とか思われてそうだよね。高級外車二台と絶版車一台停まってる家、僕だって怪しむもんなぁ。
「セナさんこの撮影以外でも普通にキャンプ放浪してますもんね」
「そう、だからおちおち一軒家だから家に車並べておくのも怖くてさ、最近引っ越そうかなと思ってて」
「いいじゃないですか」
「どっかいいとこ知らない?価格とかそんなの後回しでいいから」
「わーセナさんがお金持ち発言だー!」
「僕はそんなにお金無いけど晶が持ってるからね。使わないと経済回らないでしょ?」
「セナさんらしいですね」
この際本当に価格後回しでタワーマンションとかそういうのでいいよ、地下駐車場が万全の警備さえしてれば、ね。
「さー次の信号左折だよ―」
「「はーい」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます