初代本編 第13話 ケンカの弱い副長

ラグナ「お前らの大将が強いのは分かった。で、そこのメガネ小僧が副将か?弱っちいのう」

リバイア「脳筋と一緒にされては困るぉ。僕とアル中は面が割れているから、代わりに傭兵やってもらいたいぉ。ラグナは評判以上の武力があると分かったからね!」

遊牧民「おい小僧、ラグナに馴れ馴れしいぞ」

ラグナ「何でお前の舎弟をやるんじゃ、おいジョーカー」

ジョーカー「まあ聞けよ、こいつの悪知恵は世界一だ」

ラグナ「そうか、聞くだけ聞いてやる」

リバイア「報酬は世界の三分の一と神剣ラグナロク、土の神器だぉ」

ラグナ「お前はそれを持っとるのか?」

リバイア「ないぉ」

ラグナ「話にならんのう、帰るぞ」

ジョーカー「旨いのはこれからだぜ、なあリバイア」

リバイア「どうも遊牧民のみんなはケンカが弱いやつに従うのは嫌そうだね!じゃあケンカするかニョロニョロ。ラグナの次に強いの誰?」

ラグナ「シン、ぶっ潰せ」

遊牧騎兵「分かった」

剣豪「副長、あやつかなりの達人でござる。相手は拙者が」

リバイア「接近戦ならケンさんに頼むけど、あいつに弓を使われたらケンさんでも引き分けがやっとだぉ。さぁいつでもかかってくるぉニョロニョロ」

素手で殴りかかる遊牧騎兵

リバイア「ぐえっ」

剣豪「副長!」

ジョーカー「黙って見てろ」

リバイア「いたいぉ!」

元軍曹「団長、あれは単にやられているだけではないか?」

ジョーカー「うるせぇ」

這って逃げ回るリバイア

遊牧騎兵「くっ、ちょこまかと!」

遊牧民「弱いぞ!」

遊牧民「やっちまえシン!」

ラグナ「何をしている、早く終わらせんか」

リバイア(よし、急かしてくれた)

リバイアの目の前を踏みつける遊牧騎兵

リバイア「うわぁ!」

起き上がったリバイアに拳を振り下ろす遊牧騎兵、リバイアの肘が真下の死角から遊牧騎兵のアゴへ、カウンター

膝をつく遊牧騎兵「ぐっ…」

ラグナ「シン!?」

リバイア「ぐへへ、最初から弓を使えば勝ったのに、素手なんて一言も言ってないぉ!」

全員無言

ジョーカー「だから、見てろって言っただろ」

ラグナ「うむ…」

元軍曹「わしらも騙されたぞ」

剣豪「さすがでござる、ああ言いながら、弓を使われても瞬時に勝ち目を見つけるのが副長でござるな」

ジョーカー「どうだラグナ、こいつは十二魔将も潰したんだぜ」

遊牧騎兵「やられたぞ、お前は凄い」

リバイア「ぐへへ」

遊牧騎兵「我らには昔ながらの戦法しかない。我らに兵法を教えてくれないか?」

リバイア「うはwwwおkwww。では華麗なる天下三分の計を披露するぉ!」

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