第510話 こちらから接触を図る

さて・・・・こちらから先制攻撃を仕掛けるのは難しい・・・・神という制約のせいで・・・・

なので、向こうから攻撃をしてもらえるようにしなくては。



なので、ここはひとつ、相手に接近し、挑発するなりしないとな。


そう思いつつ、領内で待ち伏せ、?というか、相手の進行方向で、待つ事に。


まあ、まだ時間もかかるみたいだから、少し罠も用意し、準備はしておこう。


あ、折角だから、道の脇に休憩所でも作って、お茶で飲もうかな?

きっと見たら驚くと共に、怒るんじゃない?


あ、お茶請けも用意しないとな。


俺は周囲に何か侵入したら、センサーでわかるように設置をした。


それと共に、魔道具で、やはり何かが通過したらわかるように、仕掛けを設置。


後はセンサーに反応があるまで待つのみだ。


世津や三津枝、佐和と共に、ゆったりとお茶を飲む・・・・・


このほうじ茶おいしいな。


佐和が用意してくれたようだ。


俺は緑茶は駄目なんだが、ほうじ茶は飲める。


暫くすると、早速センサーが何かに反応する。


あれ?反応したのは、普通に売ってるエリアセンサーなんだがな・・・・


ここにセンサーありますよ?ってわかるように設置してたんだがなあ。

あ、通路舗装中。通行禁止と立て看板を忘れずに立てている。


あ、また反応が。


次々に反応をするセンサー。


もしかして、気が付いているけど、敢えて無視してる?


いくつかのセンサーが反応し、最後の一つが反応し、俺達は席を立つ。


すぐそこに居るはずなのに、姿が見えない。

だけど・・・・見えないだけで、そこに居るはず。


認識阻害なのか、視覚がおかしくなっているのか・・・・


まあ、次の仕掛けが機能すればわかるだろう?


そして、その見えない何かが通過した瞬間、道の四方から、俺が設置したノズルから液体?が噴出する。


ミストとかではなく、単純に散水してるだけ。


因みに、色付きのシンナー。


色と言っても、すまん、ペンキだ。


あまりもの臭いに、頭がくらくらすんだよな。


あ、因みに目に入ろうものなら、ものすごく痛い。ひたすら痛い。

例えようのない痛みだ。


案の定、あちこちでうめき声が聞こえる。

きっと異世界の人間は、シンナー知らんだろう?


まさか俺達に気が付かれているとは思わなかった?


それとも、こんな事をされるとは思ってなかった?


いやいや・・・・これ攻撃じゃないからな?あくまで・・・・道の・・・・舗装のペンキ塗りだから。


君達が勝手に侵入したんだよ?


それに・・・・シンナーの刺激と、ペンキの色と相まって、もう位置がバレバレ・・・・

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