第469話 妻’Sに報告を
俺とシビルは、こってり絞られた後、改めて皆と話をする事に。
先ずはシビル。シビルが女魔王である事。女神を拘束している事を報告する。
世津が俺に話しかける。
「では、私がシビルさんを討伐しないといけないの?」
「しなくていいさ。しちゃあ駄目。一応、俺も魔道具を作成してみたから、シビルと世津に装着してもらおうかと思ってる。」
俺が作った魔道具、それは認識阻害ではなく、認識変更と言うべきか、全く違う存在に書き換えてしまうというトンデモな代物。
「この魔道具の力を使うのは、最終手段かな。俺が考えてるのは・・・・」
簡単に説明すれば、女魔王の存在を、別の何かに書き換えてしまい、万が一があるといけないので、シビルとその娘の存在も別の存在にしてしまう。そして、申し訳ないが、女魔王として認識させた存在を殺す。
そして、次に女魔王の出現をさせない、というものだ。
上手くいくかどうかはわからないけど・・・・
「あ、俺は女神がどのように、何処に拘束されてるかは知らないんだ。知るのはシビルのみ。それと・・・・調べたんだが、どうやらその女神、そいつも神々の被害者らしい。」
「何それ知らない!聞いてない!」
うん、俺昨日はシビルに言わなかったからな。
「シビルすまないね。昨日の話の流れだと、言わない方がいいと思ってたから、今日いう事にしたんだ。つまり・・・・どうやら女神の上司、この上にさらに神がいるらしく、女神とこの上司、どうやら何か珠?を作るのにうまい事利用されているらしいんだよ。」
「で・・・・それだけじゃないんだよね?」
「ああ・・・・で、この女神、この辺りを任されて、実は数十年しかたってないらしい。元々の神は、今問題にしている神との間に何かあったのか、代わったらしくてな、何も知らない女神は、ただ好きなように管理、後は言われた通りにしているだけらしい。」
シビルは固まった。じゃあ私のこの今までの行動は何だったのかとか、じゃあ誰が本当は悪いのか・・・・
そういう想いが頭の中を駆け巡ってるんだろう。
「あ、だからな、その上の神?そいつらに問題があるんじゃないかって思ってる。多分そのうち向こうから接近してくると思う。」
「え?どうやって?知らせる手段とかあるの?」
シビルが聞いてくる。
他の妻’Sは、話が大きすぎて、何も言えない。
「ああ、女神の上司、デアって言うらしいけど、この管理人?神?は同じく召喚されてこの世界にきてしまった白河さんの現在いい人らしくて。ちょっと情報を流させてもらった。きっと今頃その問題の神々がどうするか検討中だろうさ。」
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