女神のチョンボで大変な事に

第459話 ついに会えた！私好みだわ、どうしよう・・・・

ついに、あの人と会える時がやってきた！

しかも私の住んでいる近くに来るという・・・・なんという、これはもう運命！

あ、メールが来たわ！

”やっと会えるかと思うと、寝れなかったよ？私の貴女、お待ちどうさま！近くに湖があると思うのね。そこへ来てもらえれば、建物があると思うから、そこに入っていらして？目印は・・・・玄関に目印をしておくから、間違えないでね？”

キター！キタコレ来た！

待ちに待った・・・・あ、あの湖ね？確か建物あったかなあ？まあいいや、どうでも。やっと会えるのね！

・・・・こうして女神は、疑いもせず会いに行くのだった・・・・

・・・・

・・・

・・

・

えっとここね。あ！あった！目印！

〇▼□☆だよね？

やっと・・・・やっと会えるんだわ！

女神は何も考えずに、その目印のついている玄関ノブを握った。

瞬間、「いたっ！」

ノブを握った瞬間、手に何かが刺さるような鋭い痛みが走る。

見ると、とげのようなものが刺さっていた。

「あら嫌だ、とげが付いてたのね、気をつけないと。あの人が怪我してなかったらいいのだけど・・・・」

本来女神はこれぐらいで痛みは感じないのだが、メールの人に会うという、この一点に意識がいっており、本来痛みがあること自体が問題という事実に気が付かないという、手の付けられない状態だった・・・・

女神がドアを開けると、そこは・・・・・大きなソファーと、テーブルが鎮座しており、奥にはまた別の部屋があるようだ。

・・・・えっとノックしないといけなかったかしら？

そんな事を思っていると・・・・

「あ、いらっしゃい！待ってたわ！」

・・・・そこには・・・・女神の好みの少女がいた。

勇者たんはあはあの女神だが・・・・

この少女に一目ぼれをしてしまった・・・・

素敵・・・・信じられない・・・・私の好みの少女だわ・・・・それが目の前に！

勇者たんは会えないけど、今目の前の少女は、確かにいる！凄い・・・・

「待たせちゃった？はるばるここまで来てもらってごめんね、待たせちゃったかな？」

女神がこの目の前の少女に尋ねると、

「いいえ！ここには用事があってきたので、待つなんてとんでもないの！それより貴女に会えて私がどれだけ嬉しいか分かる？」

「私もうれしい！抱きしめてもいい？はあはあ・・・・」

既に暴走気味の女神。

「嬉しいわ・・・・抱いて？」

女神はもう辛抱たまらん！そんな勢いで目の前の少女を抱きしめる。

「貴女と抱き合ってるなんて、夢のよう！はるばる会いに来たかいがあったわ！」

「私がこの1週間どんな気持ちで待っていたと思ってるの？あーもう我慢できない・・・・」

女神は今まで自分の事を一度も名前で呼んでもらっていない事に気が付いていなかった・・・・