第417話 敵の正体?
【精霊が一度私の元へきて、報告をして去りました。どうやら死霊がいるようです。何故精霊達が去るのか納得しました。我々精霊は、死霊を嫌います。それもこれほど沢山の死霊では・・・・・申し訳ありませんが、私も無理です。そう言う事ですので、暫くサポートはできません。いくらロンダーヴさまの命令でも無理なので。】
・・・・よく分からないが無理しないでくれ。
【その、ごめんなさい。実体化できればお詫びに私の身体でと言いたいですが・・・・マスターならできそうで怖いですね。】
・・・・そんな事できないぞ?ロンダーヴが顕在化したのだって、俺のせいじゃないよね?
【いえ、殆どマスターのせいでしょう・・・・】
・・・・さいですか・・・・
此処で暫らくナビ子さんとはお別れし、相手が死霊?死霊って何だと聞くの忘れたと思いながら、俺は敵兵と対峙する。
・・・・見ると本当に自分の意志で戦ってるのか?と思うような虚ろな表情で切りかかってくる。
俺は切りあうのも何だと思たので、魔法で相手を吹き飛ばす。
纏めて数人が飛んでいく。
そして・・・・何やら周りに変な気配がするので、見渡すが・・・・何も見えない。
何だ?
それと・・・・気になる事があったので・・・・ちょっとばかり相手に犠牲になってもらう。
向かってきた兵の1人の首を、剣で刎ねる。
うーあまりいいもんじゃないな、相変わらず嫌な感じだ。
俺はその死体を確保しようと、風魔法で周りを吹き飛ばす。
かなりの空間が出来たので、ミシェレに土魔法で防護壁を作るように言う。
「わかったわよ。じゃあまずは・・・・あの辺かな?」
そう言いながら、敵兵とこちらの間に数メートルの高さの土壁を、数百メートルにわたる長さで作っていく。相変わらず凄まじい速度で出来るな。
それと共に、この死体の周りに土壁で囲いを作ってもらう。そして、バッテリー式の 監視カメラを購入、この死体を監視する。
報告がよく分からないからなあ・・・・まさか死体が生き返るとか考えにくいが・・・・異世界だから何でもありなのか?
さて・・・・一応暫くは安全が確保できたので、アウグスティンに話をしに行く。
「これでしばらくは大丈夫だろう。ちょっと気になる事があったから、今確認中だが・・・・この間に兵士を休ませるか、移動するかしてくれ。」
「口田殿ありがとう!ずっと歩き詰めなうえに、休みなしで戦っていましたから・・・・少し休みます。」
アウグスティンは何やら命令を部下に与えると、全軍停止し、兵士は地面に座り、休みはじめる。
さて・・・・どんな結果が出るのか?
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