第415話 アウグスティンは何と戦っていたのか?
俺がダミアンと話していた所、ナビ子さんから報告が来た。
【ちょっとごめんなさい、精霊達が、これ以上は監視をしないと報告があったので、お知らせしました。】
・・・・ちょっと待て,今何気に凄い事言ったよな?
どう言う事だ?監視をしないって突然。
【何やらパールメース帝国で、よからぬ存在が現れたようで、精霊は皆嫌がりこちらへ引き返しています。そしてそのよからぬものも、アウグスティン殿が率いる兵を追っているようです。近いうちに此方へ出現するでしょう。】
・・・なんだよからぬものって?
【私も直接見ない事には何とも言えません。】
そうか、ありがとう・・・・精霊達はもうナビ子さんの所には来ないのか?
【いえ、一度こちら・・・・ロンダーヴ様の所へ行きたいと言っていたのですが、一度私の所へは来るように伝えてはあります。】
・・・・わかった。戻って来たらまた教えてほしい。
【では、後程。】
・・・何に追われているのだ?
「ダミアン、どうやらアウグスティン殿は何者かに追われ、こちらへ避難したいようだが、どうする?さっきのアウグスティン殿の伝令受け取ったのなら、記載してあっただろう?」
「伝言にそう書いてありますが、一人二人ではないでしょう?それに・・・・避難ですから、逃げているのではと思うのですが・・・・先ほども言いましたが、我が方にはそれだけの受け入れは無理です。」
「わかった・・・・まあ、俺も直接見ていないから、どうしたら良いのかわかってないが・・・・なるべく避難してきたら、受け入れて、どうにもならなさそうなら、一度ダミアン達も避難してくれ。」
「わかりました。口田様に救って頂いたのですから・・・・可能な限り善処いたします・・・・」
・・・・
・・・
・・
・
俺は、3人と共に、アウグスティンが居る所へ向かう事にした。
ナビ子さんの言ってる事がよく分からなかったからな。精霊が嫌がるって・・・・悪霊でも居たのか?
死霊か?まあ何が出るか分からないが・・・・
ボースマ王国とパールメース帝国の国境付近に・・・・アウグスティン率いる元?というべきかボースマ王国を含む8か国を攻め落とした兵士達が、ゆっくりとした足取りで、ボースマ王国へと向かっている。
そして・・・・一番後ろでは、戦闘が行われている。
よく見ると・・・・何だあれは?アウグスティンが率いる兵が、相手を切り伏せるが、次から次へやってくる。
相手は何を考えてるのか?人海戦術?圧倒的な多数の兵・・・・数の暴力に物を言わせ、倒れても倒れても新たな兵士が向かってくる。
どうしたらあんな・・・・戦術とは言えないなもはや・・・・敢えて兵を死なせているとしか思えない。
一体どんな上層部なんだよ?
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