第356話 Side エミリー 3

「えーでもう・・・・旦那さまはあ・・・・獣人とか気にしていないようでしたからあ・・・・ひょっとして・・・・喜ばれるかも?」


「こんな貧乳喜ぶか?」


・・・・そう、獣人である私達は、脂肪が付きにくい。胸は・・・・佐和様みたいなのに憧れるけれど・・・・実際は・・・・三津枝様ほどしかないの・・・・

尻は・・・・そこそこ?私達は、素材を探すのに這って探す事が多いから・・・・どうしても尻は大きくなりがち。

少しは・・・・揉みごたえはあるかしら?

きっと安産型なのだろうけれど・・・・相手いないし?旦那さまと仮に交わっても・・・・獣人と人との間に子がなせたと聞いた事もないですし・・・・


「でも、お尻は中々じゃない?あとあと、旦那さまは私達のこの毛並みを・・・・たいそう気に入ってたわ。」


「そりゃあそうだけどよ・・・・じゃあいっちょ夜這いとしけこんどく?」


「よ・・・・夜這い・・・・凄い事を言うのねえナタリーは・・・・いっその事、3人ではどうかなあ?」


・・・・ソフィーの案も大概だけどね。


処女を失うのは怖いけど・・・・旦那さまは私に新たな人生をくれた・・・・処女ぐらいどうって事ないわ?


「よっしゃいっちょいっとくか!」


行動が早いナタリーが即動き出す。


「ちょっと待ってよー!」


・・・・

・・・

・・



目の前には旦那さまが苦しそうに寝てる。


そっと近づくと・・・・驚いた事に旦那さまは私を捕まえ、抱きしめる。

びっくりしたけど、それが望みなら・・・・いいよ?


目を開ける旦那さま。無意識に抱きしめたのか、急いで放してくる。


「す・・すまん・・・・エミリー、そんなつもりじゃあなかったんだ、それとすまん・・・・君の人生台無しにしてしまったようだ・・・・足の責任は、何としても取る!」


・・・・あれ?治ってるよ?むしろ調子いいし?


「何か勘違いされていませんか?旦那さま。私・・・・治ってるんだよ?しかも・・・・以前より調子が良くって・・・・姿勢もいい感じだし、変な歪みもないし、まっすぐ歩けるし?」


「ええ?え?本当に?マジで?完治した?」


「ええ・・・ええ・・・・ありがとう・・・・ございます・・・・・」


なんだか急に抱きしめたくなって、抱きしめてしまった・・・・


「よかった・・・・よかった・・・・」


旦那さまが繰り返しそう言ってくる。


妹たちが、そっとドアを閉め・・・・場を整えてくれてる。


旦那さま、興奮してるのか、大事な所が・・・・


・・・・この後、旦那さまは野獣と化し、私達3人を相手に、その・・・・凄かったとしか言いようが・・・・


人生で初めて、3人は女の悦びを知った・・・・いや本当、凄かったよ・・・・

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