第296話 さらに下の階層へ

このダンジョン、20層までは、

1層 果物

2層 肉

3層 鉄鉱

4層 魔物

5層 ボス1体


6層 薬草

7層 ベリー

8層 金鉱

9層 魔物

10層 ボス2体


11層 材木

12層 根菜

13層 銅鉱

14層 魔物

15層 ボス3体


16層 瓜

17層 魚

18層 銀鉱

19層 魔物

20層 ボス4体


こんな感じ。


概ね5層で繰り返しているようだ。

先の2層は不明だが、3層目は鉱石、4層目は魔物、5層目はボス。


素材のダンジョンなのか?

この流れだと、21層、22層も何かしらの植物か動物だよな?

何か意図を感じるが・・・・


一応、警戒しながら21層に行くと・・・・


トマトやらナスやらが生っている・・・・


ナス科の植物か?


世津や三津枝がどんどん収穫している。


トマトソースとかよいな。


3バカが暇そうにしているが・・・・今回はたぶん奥様方・・・・・がしっかり監視していて、先に行かせないようにしてくれている。


ある程度収穫を終えると、22層へ。


22層は・・・・わ!デカい蜂が襲ってきたぞ!

たちまち蜂に取り囲まれる俺達・・・・と思いきや、俺に集まる。

あ・・・・俺の姿、真っ黒じゃないか・・・・


蜂の天敵、クマを襲うとか、そんな感じなのだろうが・・・・


俺は風魔法で蜂を蹴散らす。


蜂と言えば・・・・蜂蜜か?

この蜂デカいんだよな・・・

人の頭ほどある。

あ・・・・巣に戻る蜂がいる。

後を追うと・・・・蜂だらけ・・・・


これって・・・・煙でいぶすか?


ちょっと火魔法で巣の周りを燃やす。


すると逃げる蜂。

完全にいなくなったのを確認し、巣を落下させる。

これカバンに入るのかな?


・・・・お、入ったぞ。


これ後で確認するとして、どれだけ蜂蜜があるんだ?


数か所同じように巣を確保。


あ・・・・ミシェレが蜂蜜舐めてる・・・・


蜂自体、放っておいていいのか?

ミシェレも放っておいていいか?


そのうちまた巣を作って蜂蜜提供してくれるのだろうか?

その内別の旨いものに・・・移動してくれるのだろうか?




23層へ突入。


ボチボチいいのが出るのか?


今回もビクトル君が同行していて、早速岩を見ると・・・・


あ、めちゃくちゃ興奮してるぞ・・・・


「侯爵さま、これはすごいです!ミスリルですよミスリル!」


え?これミスリルなのか?銀っぽいけど?


う・・・・ツルハシ通じないじゃないか。硬いぞ?


仕方ない・・・・風魔法を使うか・・・・極限まで鋭さをイメージし、完全にカッターになる感じ。

これで切り込むと・・・・何とか切れる。


切れた塊をどんどん収納。


どうやってミスリルだけ取り出すのかは不明だが、まあ何とかなるだろう?


24層へ。


いよいよ3バカが騒ぎ出す。


「やっと出番か?」


「待ちくたびれたぞ?」


「腕がなるぞ!」


やる気満々だが、何が出現するのやら?

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